長谷部所属のフランクフルトが強いぞ! 5試合19得点の脅威の破壊力

フランクフルトの長谷部 photo/Getty Images

ドルトムントに負けない快進撃

今季のブンデスリーガではドルトムントの快進撃が大きな話題を呼んでいるが、もう1つ見逃してはならないチームがある。長谷部誠の所属するフランクフルトだ。

フランクフルトは今夏に指揮官ニコ・コバチがバイエルンに向かったため、現在はアディ・ヒュッターが指揮を執っている。立ち上がりはやや苦戦したのだが、ヒュッター率いるフランクフルトがここにきて調子を上げているのだ。

直近5試合はヨーロッパリーグを含め全勝で、何より5試合19得点と攻撃陣の爆発ぶりが目立っている。9月末にハノーファーを4-1で撃破したところからスタートし、ヨーロッパリーグではセリエAの強敵ラツィオを同じく4-1で粉砕、さらに前節のデュッセルドルフ戦ではルカ・ヨビッチが1人で5ゴールを決める活躍を見せて7-1の大勝を記録している。
ブンデスリーガ公式もドルトムントに負けない破壊力と取り上げており、リーグ戦の順位も7位まで上がってきた。ヨーロッパリーグでもグループステージで3連勝しているため、決勝トーナメント行きは確実だろう。

そんな好調なチームを長谷部もしっかり3バックの中央から支えている。当初ヒュッターは4バックを軸に戦うと予想され、長谷部は再び本職のボランチでポジション争いに巻き込まれるはずだった。ところが最近のフランクフルトは長谷部を中央に配する3バックで戦っており、それに合わせてチームの調子も上がっている。指揮官は代わっても長谷部の重要度は全く変わっていないのだ。

中堅クラブであるフランクフルトにとってヨーロッパリーグとリーグ戦の二足の草鞋は決して簡単なことではない。大迫勇也が所属していたケルンのように、降格してしまう危険性だってある。しかしここまでフランクフルトは盤石の戦いを見せており、今季はさらなるステップアップが期待されている。

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