24日にロンドンで『THE BEST FIFA FOOTBALL AWARDS』が開催され、男子の年間最優秀選手賞にルカ・モドリッチが選ばれるなど、各賞の受賞者が発表された。そんな輝かしい式典の裏側で、スペイン紙『MARCA』が正反対な企画『THE WORST』を実施している。
同紙は、各ポジションで昨季のパフォーマンスが最悪だった選手を発表するとともに、ワーストイレブンを選出した。GKの部門で選ばれてしまったのはリヴァプールの守護神を務めたロリス・カリウスだ。昨季のチャンピオンズリーグ決勝では、致命的なミスを連発。各所からたくさんの批判を浴びていた。
DF部門では、ワースト選手としてマンチェスター・ユナイテッドのヴィクトル・リンデロフが選出。ワーストイレブンには、ミランで結果をのこせず1年でユヴェントスへ出戻りをしたレオナルド・ボヌッチ、レンタル移籍でユヴェントスに加入するも怪我で思うような出場機会を得られなかったベネディクト・ヘヴェデスが名を連ねている。
MF部門では、ワースト選手にヴェスレイ・スナイデルの名が。昨夏にニースに加入するも、公式戦でわずか8試合に出場することしかできず、冬の移籍市場でカタールのアル・ガラファへ移籍した。そのほかには、ロシアW杯でも批判の的となったアーセナルのメスト・エジルらがワーストイレブンに選ばれた。そして最後にFW部門では、冬の移籍市場でアーセナルからマンチェスター・ユナイテッドへ移籍したアレクシス・サンチェスがワースト選手に。リーグ戦で昨季は、5シーズンぶりに1桁ゴールで終えていた。
また、同紙はウェブ上で「最悪の指揮官」と「最悪の契約」のアンケートを行っている。前者ではヴィンチェンツォ・モンテッラ(ミランとセビージャ)、ホルヘ・サンパオリ(アルゼンチン代表)、フランク・デ・ブール(クリスタルパレス)の3人の指揮官が候補に挙がっており、投票された18万票以上のうち75パーセントがサンパオリを選択していた。後者では、ボヌッチ、ヘーヴェデス、ティエムエ・バカヨコ、フェルナンド・ジョレンテの4人の候補がいるが、票はかなり割れている。約15万票のうち32パーセントがボヌッチ、27パーセントがジョレンテ、23パーセントがバカヨコ、18パーセントがヘヴェデスとなっている。
発表されたワーストイレブンは以下の通り(昨季の所属先)
[GK]
ロリス・カリウス(リヴァプール)
[DF]
ヴィクトル・リンデロフ(マンチェスター・ユナイテッド)
レオナルド・ボヌッチ(ACミラン)
ベネディクト・ヘヴェデス(ユヴェントス)
[MF]
ガンソ(セビージャ)
ティエムエ・バカヨコ(チェルシー)
ヴェスレイ・スナイデル(ニース→アル・ガラファ)
メスト・エジル(アーセナル)
[FW]
アレクシス・サンチェス(アーセナル→マンチェスター・ユナイテッド)
ルシアーノ・ビエット(アトレティコ・マドリード→バレンシア)
ケレチ・イヘアナチョ(レスター)