チチャリートの後継者は誰? メキシコが頭悩ませる新ストライカー問題

メキシコ代表を引っ張ってきたエルナンデス photo/Getty Images

エルナンデスも4年後は34歳に

ロシアワールドカップではまたもベスト16で散ってしまったが、グループステージでは前回王者ドイツ代表を沈める奮闘を見せたメキシコ代表。メキシコは世界を代表する強豪チームで、4年後のカタールワールドカップでも優れたチームを作り上げてくるだろう。

しかし『ESPN』は、FWの問題を解消しなければならないと訴えている。センターフォワードではウェストハム所属のチチャリートことハビエル・エルナンデス、ウォルバーハンプトン所属のラウール・ヒメネスの2人が重要な役割を担っているが、下の世代が2人を脅かすような環境が必要なのだ。特にエルナンデスは4年後に34歳を迎えており、同メディアはエルナンデスが今のフォームを維持出来ているかは分からないと見ている。

メキシコ国内では若い世代にも実力のある選手が育ちつつあり、サカテペクのFWロナウド・シスネロス(21歳)、アトラスFWハイロ・トーレス(20)、デポルティーボ・トルーカのアレクシス・ベガ(20)、ティグレスのラファエル・ドゥラン(21)、グアダラハラFWホセ・ファン・マシアス(18)らが奮闘している。しかし、同メディアはまだ彼らが国内リーグでポジションを十分に確保できていないことを不安視している。
また、チームの成長のためにはハビエル・エルナンデス級のストライカーに出てきてほしいところ。ハビエル・エルナンデスはマンチェスター・ユナイテッドでも活躍したストライカーで、その得点能力は高く評価されてきた。それこそマンU級のメガクラブに引き抜かれるような逸材が出てこなければワールドカップ上位進出は難しいかもしれない。2022ワールドカップでは34歳になっているハビエル・エルナンデスに頼る形は避けたいようだが、メキシコは新たな点取り屋を見つけられるか。

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