新生ドルトムントに香川の入るところはないのか? 起用する場所がないとの見方も

ドルトムントの香川 photo/Getty Images

ファブレのプランにどう割って入るか

近年のドルトムントでは他クラブに移籍した選手がカムバックするケースが目立った。ヌリ・シャヒン、マリオ・ゲッツェ、マンチェスター・ユナイテッドから戻った日本代表MF香川真司もそうだ。サポーターは彼らの能力の高さを理解しているからこそカムバックを歓迎したわけだが、カムバック前以上のインパクトを残した選手はいるだろうか。

シャヒンもポジションを掴みきれず、今夏にはブレーメンへ移籍。ゲッツェは代謝異常の問題もあったが、バイエルンに移籍して以降は動きが悪い。今も才能はあると言われるばかりで、その才能を発揮するシーンが多くないのだ。

香川もユルゲン・クロップ政権時ほどのインパクトはないと言える。昨季途中から指揮したペーター・シュテーガーとはピッタリ合ったものの、怪我で離脱してしまう残念な事態にもなった。クロップを除けば香川と完璧に合った指揮官はシュテーガーくらいではないか。
独『Spox』は、今季から指揮を執るルシアン・ファブレも香川との相性は良くないと取り上げている。ファブレは香川をトップ下、あるいは9.5番タイプの選手と捉えていることを明かしていたが、同メディアはファブレが[4-3-3]のシステムを好んで使用するなら香川を起用する場所がないと伝えている。

今夏にはアクセル・ヴィツェル、トーマス・デラネイも加わり、中盤の形は大きく変わりつつある。特にヴィツェルのような選手はこれまでのドルトムントにはいなかったタイプだ。まだシーズンは始まったばかりだが、いつ香川にチャンスは訪れるのか。ファブレの下でのスタートはあまり良いものとはなっていない。

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