コンパニの相棒になり切れなかった男も 振り返る『マンC過去10年最悪の補強』

マンCのマンガラ photo/Getty Images

札束攻勢では上手くいかなかったケースも

2008年の移籍市場締め切りの9月1日にFWロビーニョを獲得してから10年、マンチェスター・シティは圧倒的な財力を武器に超大型補強を毎年のようにおこなってきた。この10年での変貌ぶりは見事だ。その補強が今の成功に繋がっているわけだが、全ての補強が上手くいったわけではない。マンCでは上手くいかなかった補強も多かったのだ。

そこでスペイン『as』は、この10年間で上手くいかなかったマンCの補強を紹介。「10年での最悪のお買い物」と題して特集している。

1.ウェイン・ブリッジ

2009年の冬に獲得されたブリッジはチェルシーで長くプレイしてきた実力ある左サイドバックだったが、話題を呼んだのは翌年にイングランド代表主将ジョン・テリーと自身の恋人が浮気していたというスキャンダルくらいだ。怪我もあり、ブリッジはウェストハムやサンダーランドにレンタル移籍するだけでマンCでのキャリアを終えてしまった。

2.スコット・シンクレア

2011-12シーズンに劇的な形でプレミア制覇を成し遂げたマンCは、そのオフにハビ・ガルシア、マイコン、ジャック・ロドウェル、スコット・シンクレア、マティヤ・ナスタシッチらを補強。あまり派手な補強ではなく、同メディアも質より量の補強だったと振り返っている。どの選手も大活躍とはいかず、中でも同メディアは何も結果を残せぬままアストン・ヴィラへ去ったシンクレアをワースト補強に挙げている。

3.エリアキム・マンガラ

ポルトガルの名門ポルトで結果を出し、2014年夏にマンCに引き抜かれたマンガラ。当時のマンCはヴァンサン・コンパニの相棒探しに奔走していたのだが、マンガラも相棒にはなり切れなかった。加入早々の9月に行われたハル・シティ戦ではPK献上にオウンゴールと最悪な出来事が続き、3200万ポンドと高額な移籍金を費やしていたことからマンガラはクラブ史に残る補強失敗とまで言われてしまっている。

4.ウィルフリード・ボニー

マンCでは常にセルヒオ・アグエロがエースストライカーで、あくまでボニーはアグエロのバックアッパーという立ち位置だった。スウォンジーでの活躍が評価されて2015年冬に2500万ポンドの移籍金で獲得されたのだが、マンCではリーグ戦36試合で僅か6ゴールと結果を残せず。最終的には再び古巣スウォンジーに戻る結果となってしまった。

5.クラウディオ・ブラーボ

バルセロナとチリ代表で絶対的な守護神だったブラーボもこのリストに入ってしまった。いわゆるブラーボは指揮官ジョゼップ・グアルディオラが好む「繋げるGK」との評価で獲得されたのだが、肝心のシュートストップの部分で不安定なプレイを連発。ウィリー・カバジェロにまでスタメンを奪われる事態となり、この補強は明らかに失敗だったと言っていいだろう。今ではブラジル代表のエデルソン・モラレスが守護神となっており、ブラーボのマンCでのキャリアは非常に苦いものとなってしまった。


マンCはこの10年でプレミアリーグを代表する強豪クラブとなったわけだが、その原動力となったのが毎年のように続けてきた大型補強だ。この5人が最悪の補強に挙げられているが、他にも上手くいかなかった選手は多い。決してスマートに強化してきたクラブではなく、札束攻勢による失敗も経験しながら今の立場を形成してきた。

今はグアルディオラが指揮官となり、クラブは第2段階へと移行しつつある。各ポジションにはワールドクラスのタレントが揃い、札束攻勢はもうそれほど必要ではなくなった。補強の失敗はあったが、マンCはこの10年でプレミアトップクラスのチームとの評価を確立することに成功している。

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