ルーカスVSエメリをロンドンで 快速アタッカーが振り返るPSGでの悪夢

トッテナムのルーカス photo/Getty Images

今季のダービーは熱いぞ

今の活躍をアーセナル指揮官ウナイ・エメリはどう見ているのだろうか。トッテナムで快速のブラジル人FWルーカス・モウラが大爆発している。

ルーカスは昨季こそ苦戦したが、今季はハリー・ケインの新たな相棒として躍動。マンチェスター・ユナイテッド相手に2得点を決めるなど、すっかりチームの中心選手になっている。スピードを活かした突破はもちろん、得点力の高さも見事だ。ただし、そんなルーカスをエメリはパリ・サンジェルマン時代に構想外と切り捨てている。

ネイマール、キリアン・ムバッペ、アンヘル・ディ・マリアなど優れたタレントが揃っていたのは事実だが、エメリはルーカスをアタッカーの6、7番手と見ていたのだ。英『METRO』はルーカスに今も残る苦い記憶として振り返っているが、ルーカスも当時はなぜ起用してもらえないのか不満があったことを明かしている。
「あれはハードだった。人生で最悪の7か月だったよ。僕は前年にすごく良いシーズンを過ごしていたんだ。カバーニに次いでチーム2番目の得点数だったのだからね。でも次のシーズンに僕は呼ばれなくなった。トレーニングしてもゲームには出ない。家に帰るんだ」

ルーカスは環境を変えるべくトッテナム行きを選んだのだが、運命なのかエメリがアーセナルにやってきた。因縁のある2人が今季はライバルクラブとして激突するわけだ。ルーカスとしてはノース・ロンドン・ダービーでエメリに自分の価値を証明したいところだろう。今季はこのダービーが盛り上がる理由がまた1つ増えたと言えそうだ。

記事一覧(新着順)

電子マガジン「ザ・ワールド」No.291 究極・三つ巴戦線

雑誌の詳細を見る

注目キーワード

CATEGORY:海外サッカー

注目タグ一覧

人気記事ランキング

LIFESTYLE

INFORMATION

記事アーカイブ