乾、武藤が日本代表のスーパーサブ? コロンビアメディアがH組の強力バックアッパーを特集

スイス戦に出場した乾 photo/Getty Images

ゲームの流れを変える存在

ワールドカップはスタートの11人だけで勝ち抜けるような甘いコンペティションではなく、ベンチメンバーを含めた総合力が求められる。そこでコロンビア版『as』は、グループHに入っている4チームには試合の流れを変えるベンチメンバーがいるかを分析。日本代表、ポーランド代表、セネガル代表から要注意選手をリストアップしている。

日本からは、スーパーサブ的存在としてマインツのFW武藤嘉紀とエイバルで活躍したFW乾貴士の2名だ。センターフォワードの1番手を大迫勇也とするなら、全くタイプの異なる武藤はテンポを変えたい時に有効なオプションとなる。マインツでも今季は8得点を記録しており、得点感覚では大迫を上回る。乾に関しても攻撃のアイディアがチームを助けるものになるはずと伝えられており、こちらも得点が欲しい時に活かしたい選手だ。

さらにもう1人、日本の最終ラインの将来を担うことになるかもしれない存在として鹿島アントラーズDF植田直通の名前も挙がっている。日本が3バックを使用する時、あるいはリードしている終盤に守備固めとして投入する案もある。植田を守備固めで投入できるような展開になれば理想的だが、日本がリードした状態で終盤を迎えることはあるのか。
ポーランドからは、やはりロベルト・レヴァンドフスキの負担を軽減できる選手がチョイスされている。レヴァンドフスキの代役候補としてナポリのアルカディウシュ・ミリク、アンデルレヒトのウカシュ・テオドルチェクの2人がリストアップされている。ミリクはレヴァンドフスキとの併用も可能で、少し下がった位置でもプレイできる。テオドルチェクはレヴァンドフスキと似たタイプで、空中戦の勝負が期待されている。

セネガルはモナコでプレイするスピードあるFWケイタ・バルデ、ムサ・ソウやムサ・コナテとは異なる9番タイプとしてスタッド・レンヌ所属のFWディアフラ・サコ、ストーク・シティFWマメ・ビラム・ディウフがリストアップされている。エースのサディオ・マネを含め、セネガル攻撃陣には実力者が揃っている。

最後にコロンビアだが、中盤で高い評価を受けるボカ・ジュニアーズMFウィルマール・バリオス、攻撃に創造性をプラスでき、先日のエジプト代表戦でも途中出場を果たしているMFファン・フェルナンド・キンテーロ、リオデジャネイロ五輪での日本代表戦にも出場していたパワー型FWミゲル・ボルハ、一転してスピード勝負ができるFWカルロス・バッカらが攻撃のオプションとして紹介されている。ラダメル・ファルカオに代わる選択肢も充実している。

接戦となればゲームの流れを変えてくれる選手が必要になる。各国とも武器となるアタッカーを揃えているが、日本は期待通り武藤や乾が流れを変えてくれるのか。

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