なぜヴェンゲルの後任に彼の名前が挙がらない!? 長年のアーセナルの問題を解決してくれる指揮官は

バーンリーを躍進させたダイク photo/Getty Images

アーセナルの課題は守備にあり

誰がアーセン・ヴェンゲルの後任を務めるのか。ヴェンゲルの退任発表以降、様々な候補者の名前が挙がっている。

ミケル・アルテタやパトリック・ヴィエラらクラブOB陣から、カルロ・アンチェロッティなど欧州トップレベルで確かな結果を残してきた指揮官まで様々だ。しかし、同じプレミアリーグ内で適任者を1人忘れているのではないか。そう主張するのは解説を務めるクリス・サットン氏だ。

英『BBC』によると、同氏が挙げたのはバーンリー指揮官ショーン・ダイクだ。ショーン・ダイクはバーンリーを堅守のチームへと育て上げ、今季は失点を39点に抑えて7位に導いた。決して派手な戦い方ではないが、同氏はショーン・ダイクがバーンリーでやった仕事こそアーセナルに不足しているものではないかと主張している。
「なぜショーン・ダイクの名前が聞こえてこないのだろう?アーセナルの問題は何だ?攻撃面でアーセナルの問題を見たか?私はそう思わない。彼らの問題は守備だ。ダイクはバーンリーで何をしたのか?彼は水をも漏らさぬ組織を作ったんだ」

実際アーセナルは今季51の失点を喫している。近年は毎シーズンのように50失点ほど喫しており、守備の修正は急務だ。しかもバーンリーはワールドクラスの選手を抱えているわけではない。アーセナルではワールドクラスのセンターバックを獲得する必要があると指摘され続けているが、ショーン・ダイクならば組織から堅い守備を作れるはずだ。

ただ、同氏は「彼はオシャレじゃない。それが全員の感覚だ」とも語っており、確かにショーン・ダイクは地味だ。サポーターから愛されるクラブOBでもなければ、世界的な指揮官でもない。それが具体的な候補者に挙がらない理由なのかもしれないが、今アーセナルに最も必要なタイプの指揮官と言えるのではないだろうか。

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