「チームの半分の選手は初のW杯」 デシャンも認めるフランス代表の”経験不足”

若手が多いフランス代表 photo/Getty Images

ドイツやスペインとの差に

2018ロシアワールドカップでフランス代表は優勝候補の一角に挙げられているが、不安な点があるとすれば若手選手たちの経験不足だ。今のフランスが強いのは若手の底上げが上手くいっていることが大きく、FWキリアム・ムバッペのように10代の選手もいる。

伊『TuttoSport』などによると、代表を指揮するディディエ・デシャンも経験の面で他国に劣る部分があることを認めている。初めてワールドカップに出場するという選手も多く、スペイン代表やドイツ代表とはそこに差があるとの考えだ。

「クオリティ、経験の面で我々より先を行くチームがいくつかあると思う。スペイン、ブラジル、ドイツだね。彼らにはEUROやW杯でプレイした者、優勝した経験を持つ者もいる。フランスは若い。少なくともチームの半分の選手は初のW杯だ。20歳、それより若い選手たちはここからの2~4年で成長するだろう。クオリティだけではなくね」
ムバッペ、ウスマン・デンベレ、アントニー・マルシャル、サミュエル・ウムティティらにとっては初めてのワールドカップとなり、このフレッシュさが良い方向へ転ぶかは分からない。若手は波に乗れば大会の最後まで突っ走ってくれるかもしれないが、想定外のことが起きた際にメンタルを大会中に回復できない可能性も考えられる。デシャンも期待と不安が入り混じったところがあるのだろう。

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