プレミアはマンチェスターの”資金力”に支配される!? コンテが危険視「サンチェスのようなサラリーは……」

チェルシーを率いるコンテ photo/Getty Images

資金力を武器に超積極補強

2015-16シーズンはレスター・シティが奇跡のプレミアリーグ制覇を達成し、2016-17シーズンは昨季10位に沈んだにも関わらずチェルシーが独走で優勝した。これらはサプライズでもあったが、今後こうした驚きはほとんどなくなるかもしれない。マンチェスターの2クラブがプレミアを支配する可能性があるからだ。

そう危惧しているのはチェルシーを指揮するアントニオ・コンテだ。コンテは以前から資金力を武器にスター選手を獲得するマンチェスター・ユナイテッドとマンチェスター・シティのやり方を危険視していたが、マンUは今回アーセナルからアレクシス・サンチェスを引き抜いた。これが続けば他クラブがマンチェスターの2クラブと競り合うのは難しいとコンテは考えているようだ。

「現時点でこの2クラブはリーグの頂点にいて、今後も留まり続けるだろう。そして他クラブはチャンピオンズリーグ出場権をかけて戦わなければならない。両チームともすでに非常に強いし、さらに投資したがっている。他の世界中のクラブにとって両チームは危険な存在となり得る。我々はサンチェスの獲得レースには参戦していない。1度もね。あのようなサラリーを支払えるクラブは1、2クラブだけだ。ユナイテッドにはそれができるし、今回それを支払った。もしネイマールが欲しいなら2500万ポンドは支払わないといけない。メッシ、クリスティアーノ・ロナウドも同じだ。サンチェスもね。それだけのサラリーを支払わないといけないんだ」
英『Daily Mail』によると、コンテはこのようにコメントしており、資金力が他クラブとの実力差を大きくする危険性があると考えている。プレミアはどこが優勝するか予想しづらいリーグと言われてきたが、近年の大型補強でマンチェスター勢が頭1つ抜け出てしまったか。両クラブの資金力はリーグの戦力バランスを大きく狂わせる危険性も秘めている。

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