“イタリア移籍”がサラーを変えた!? 今季の活躍の陰にある恩師スパレッティの存在

プレミアリーグでゴールを量産するサラー photo/Getty Images

自身2度目のプレミアリーグでゴールを量産

今夏の移籍市場でリヴァプールへ加入したエジプト代表FWモハメド・サラーが、自身のキャリアを回想。今季プレミアリーグでゴールを量産する同選手だが、彼にとって大きな転機となったのは「イタリアへの移籍」のようだ。

現在25歳のサラーは母国クラブでキャリアをスタートさせ、2012年にスイスのバーゼルへ移籍。ヨーロッパリーグやチャンピオンズリーグなどで結果を残すと、チェルシーの目に止まり、2014年に欧州屈指のビッグクラブへの移籍を果たす。しかし、新天地では思うような出場機会を得られず、翌年の冬にフィオレンティーナへレンタル移籍。さらに2015-16シーズンからはローマへレンタル移籍した。すると、持ち味のスピードを生かしたプレイで、イタリアでゴールを量産。2016-17からはローマへ完全移籍を果たし、キャリアハイとなるリーグ戦15ゴールを記録していた。その結果、今季から念願のプレミアリーグ復帰を果たすこととなった。

クラブ公式サイトのインタビューに応じたサラーは、イタリア時代について「フィオレンティーナでの4ヶ月は良かった。ローマでも素晴らしい2年間を過ごすことができたね。僕はとても幸せだったよ」とコメント。さらにローマ時代の恩師ルチアーノ・スパレッティについて「彼は僕をたくさん助けてくれたし、本当に、本当に賢いんだ。僕はトレーニングが終わった後、よく彼に『これをしたい』や『ここを改善したい』と言ったが、彼が『ノー』ということは決してなかった。疲れているときでさえいつも『OK』と言って、僕がしたいことや改善したいことを教えてくれたよ。彼のおかげで様々なことを改善することができたんだ」と明かしつつ「フィオレンティーナとローマでの時間が、僕の考えを変えたと思う」と述べた。
自身2度目のプレミアリーグでは、第18節を終えた時点で14ゴールを挙げており、得点ランクのトップに立つサラー。今季の活躍はイタリアでの経験が、大きく活かされた結果なのかもしれない。

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