マスチェラーノの後釜候補と目されているが......
かねてよりバルセロナへの移籍の噂が報じられているDFジェリー・ミナ(現パルメイラス)。順調に交渉が進んでいるかに思われたが、未だに明確な加入時期を提示しないバルセロナ側の態度に、同選手の代理人が怒りを露わに。「我々は1年半もバルセロナの不手際に振り回されている。これ以上待たせるようなら他のクラブへの移籍も辞さない」という代理人のコメントが伊『calciomercato』で紹介されたことから、一連の交渉が破談となる可能性が高まっている。
こうした状況のなか、レアル・マドリードが同選手の獲得レースに参戦したことが英『TRIBAL FOOTBALL』で話題に。センターバックでコンビを組むラファエル・ヴァランの直近のパフォーマンスに不安を覚えたセルヒオ・ラモスが、フロレンティーノ・ペレス会長にミナの獲得を進言。既にレアル側が同選手の獲得にむけて900万ユーロ(約12億円)の入札に踏み切る構えを見せていることが併せて報じられた。
空中戦に対して無類の強さを誇るほか、長いリーチ(身長195cm)を活かしたボール奪取に定評があるミナ。昨年よりコロンビア代表のレギュラーとして定着するなど、着実に成長を遂げている。ベテランの域に差し掛かったDFハビエル・マスチェラーノの後釜として同選手を迎え入れる準備を進めていたバルセロナだが、自らの失態で大魚を逸してしまうかもしれない。