中島翔哉がポルトガルで大暴れ 得点力、テクニックに称賛の声「ポルティモネンセの日本人は最高だ」

ポルティモネンセの中島 photo/Getty Images

名手カシージャスからも得点

FC東京やU-23日本代表でプレイしている時からその能力は高く評価されていたが、今夏ポルトガルのポルティモネンセに移籍したFW中島翔哉が持ち前のテクニックを存分に発揮している。

ポルティモネンセは22日に国内リーグ第7節で名門ポルトと対戦し、残念ながら2-5で敗れてしまった。しかしそこで中島は1ゴールを記録。しかもポルトのGKはあのイケル・カシージャスだ。スペイン『as』はカシージャスのいるポルトが勝利したことを取り上げているが、同時に中島について「彼の能力を示した」と得点シーンを称賛している。中島の得点は右サイドから味方のパスを受け、ペナルティエリア内で相手DFをかわして右足のアウトサイドでゴールに流し込んだ技ありのシュートだった。さすがのカシージャスでも止めるのは無理だったはずだ。

称賛されているのは得点部分だけではない。この試合では60分に味方からのロングボールを胸で受けると、そのままピッチ中央へ向かってドリブルを開始。相手DFを1人スピードで外して切り込んでいき、最終的にポルトはアンデル・エレーラが後方から中島を倒して止めている。エレーラには後方からのチャージということでイエローカードが提示されたが、このプレイにサポーターからも「エレーラはファウルを余儀なくされた。ポルティモネンセの日本人は最高だ」、「彼のスピード、スキルは印象的だ」と称賛の声が挙がっている。
これで中島はカップ戦も含め4試合で3得点と良いスタートを切った。小柄な中島のドリブル、スピードにポルトの選手が手を焼く場面もあり、ポルティモネンセにとって中島が大きなサプライズとなる可能性も考えられる。一緒にリオデジャネイロ五輪を戦った浅野拓磨や井手口陽介が日本代表で活躍していることを考えると、同世代の中島も翌年のロシアワールドカップに絡んできても不思議はない存在だ。まだ時間は残されているが、この活躍をA代表に繋げられるか。

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