時折ユーモアを交えつつ語る
日本サッカー協会(JFA)は24日、ロシアW杯・アジア最終予選オーストラリア戦に向けてのメンバーを発表。怪我でコンディションに不安を抱える選手が多いなか、27名の選手を招集したことを明らかにした(最終的な登録メンバーは23名)。
ヴァイッド・ハリルホジッチ監督は、初戦でシンガポール相手にドローと躓き、6月のイラク戦でも先制しながら勝ちきれなかったため、決して小さくない批判にさらされてきた。ハリル監督自身もそうした状況に納得が行っていないようで、会見中にはたびたび皮肉が飛び出した。
「いろいろな意見があるが、どうやら代表監督より知識のある方がたくさんいらっしゃるようだ。幸運なことに、私はそういった意見に耳を貸していないし、オーストラリアの状況も把握しながら、冷静に準備を進めていきたい」
「チームがW杯に行けると信じることだ。落ち着いて、ナーバスな姿を見せないことが重要だ。選手の才能や可能性を信じなければ。考えすぎるのではなく、常にポジティブに、自分たちは首位にいるのだと考えたい。私のことを批判したい人も、W杯に進んだ方が批判するチャンスが増える。その方がいいでしょう?」
あくまで強気に、自身への批判を皮肉ってみせたハリル監督。今回は久々の招集となった武藤嘉紀、C大阪で結果を出す杉本健勇などFW登録で9名の選手を招集し、勝ちに行く姿勢がうかがえる。同監督の判断は正しかったのか否か、答はあと2試合で出される。