才能は間違いないが……
海外では利き足を極めればいいという考え方もあり、利き足だけで世界トップレベルまで上り詰めてしまう選手もいる。しかし、かつてミランなどで指揮を執った名将アリゴ・サッキ氏は両足を使えた方がいいとユヴェントス移籍に迫るフィオレンティーナFWフェデリコ・ベルナルデスキにアドバイスを送っている。
ベルナルデスキはレフティーの選手で、ユヴェントス移籍で合意に近づいていると言われている。伊『Gazzetta dello Sport』によるとサッキ氏も実力は高く評価しているものの、利き足しか使わないやり方では今後苦労することになるかもしれないと語っている。
「彼には巨大なポテンシャルがある。テクニックの面でも身体能力の面でもね。覚えているのはイタリア代表の試合だね。その時はぬかるんだピッチでの試合だったが、彼は最後までクレイジーな推進力を保っていた。彼には常にエネルギーがあるんだ」
「彼は優れた左足を持っている。創造力もあり、素早く動かすことができる。右サイドから好んでカットインしてくるね。ただ、彼はあまり右足を使わないし、そこは改善する必要がある。片方の足しか使わない場合、相手に予測されやすくなって簡単に抑えられるリスクがあるからね」
ベルナルデスキは名将のアドバイスから逆足の改善にも取り組むのか。レフティーといえばディエゴ・マラドーナやリオネル・メッシのように左足だけで世界を支配してしまった選手もいるが、やはり両足使えた方が無難か。