普段は温厚なバイエルン指揮官 主審の“不可解なジャッジ”に我慢できず「酷いレフェリングだった」

2戦連続で退場者を出したバイエルン

現地時間18日にUEFAチャンピオンズリーグ準々決勝2ndレグが行われ、バイエルン・ミュンヘンが延長戦の末2-4でレアル・マドリードに敗れた。同試合の結果を受け、2戦合計スコア3-6で同クラブの敗退が決定している。

同クラブを率いるカルロ・アンチェロッティ監督は試合後の会見で、同試合で主審を担当したヴィクトル・カッシャイ氏のレフェリングを批判した。英『Four Four Two』が伝えている。

「私はこの試合にむけて全力を注いできた。選手たちのことも誇りに思っているが、審判のパフォーマンスは我々(のパフォーマンス)よりも酷かった。今日の審判にとって、このレベルの試合を裁くのは荷が重かったのだろう。レアル・マドリード側が主審に何らかの影響を及ぼしたとは思っていない。私は今までビデオアシスタントレフェリー制度(VAR)に賛同していなかったが、今日を機に必要だと感じたよ。こんな形でチャンピオンズリーグのベスト4進出チームが決まってはならないし、審判がテクノロジーの助けを借りることができるようになることを願っている」
105分と110分のクリスティアーノ・ロナウドの得点場面がオフサイドではないかという疑惑や、84分にアルトゥーロ・ビダルがボールに向かってタックルを仕掛けたと思われる場面で同選手が退場処分(2回目の警告)を受けるなど、釈然としない判定に振り回されたバイエルン・ミュンヘン。また、レアル・マドリードにとっても51分にカゼミロがアリエン・ロッベンと過度に接触していないにも関わらずPKと判定されるなど、両軍ともにカッシャイ氏の不安定なレフェリングに悩まされていた感は否めない。選手個々の技術やプレイスピードが格段に上がった現代のサッカー界において、人間の目だけで正確な判定を下すことは、もはや難しくなっているのかもしれない。

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