ドイツ代表FWトーマス・ミュラーはEUROでの自身の出来には当然満足していないようだ。
EURO2016でドイツ敗退の大きな要因となったのが決定力不足だ。なかなかセンターフォワードが定まらず、ようやくマリオ・ゴメスという最適解を得たものの、怪我により敗れたフランス戦には欠場。その試合で最前線に据えられたのがミュラーであったが、低調なパフォーマンスでチームに貢献することはできなかった。今もこの試合には悔いが残っているようだ。独『Sport Bild』がコメントを伝えた。
「僕は動き回りすぎたんだ。ストライカーとしての立場を受け入れ、20分ボールに触れなくても中央で待っているべきだったよ。あの試合で僕は全く役に立てていなかったし、チームを助けられなかった」
元来典型的なFWタイプではないミュラーを最前線に据えなければならなかったメンバー選考のほうにやや問題があるように思える。それでもミュラーはあの試合での自分を許せなかったのかもしれない。