14日に奇跡の逆転優勝を目指してデポルティーボとの最終節を戦うレアル・マドリードは、何としても勝ち点3が必要だ。しかも首位バルセロナがグラナダ相手に勝ち点を落とす必要があり、レアルが優勝する確率はそれほど高くない。バルサの試合結果については祈るしかないが、指揮官ジネディーヌ・ジダンはバルサを少しでも苦しめるために早い時間帯での得点を狙っている。
スペイン『MARCA』によると、ジダンはバルサよりも早い時間に先制点を挙げることを選手たちに求めているという。当然レアルの試合状況は同時刻に行われるグラナダ対バルサの一戦を見ているサポーターもチェックしているはずで、レアルの方が早く得点を決めればグラナダの本拠地エスタディオ・ヌエボ・ロス・カルメネスの空気も変わるだろう。当然バルサ陣営にもその情報は入るはずで、バルサに多少のプレッシャーを与えることはできる。
それでバルサが動揺するかは分からないが、ジダンは先制点によるプレッシャーが逆転優勝を成功させるポイントの1つになると考えているようだ。ジダンはこれまでチャンピオンズリーグでヴォルフスブルク相手に逆転勝利を収めるなど数々の難しいミッションをクリアしてきたが、最終節でも奇跡を起こせるだろうか。それを成功させるためにはグラナダと戦うバルサよりも早い時間に先制点を奪うスピード感が求められている。