意外にアンチェロッティも面倒くさい? バイエルンに要求した2つの無理難題とは

契約時に約束を交わしたと報じられる

来季からバイエルンを指揮することが決定しているカルロ・アンチェロッティは、契約時になかなかに難解なミッションをバイエルンに要求したようだ。

伊『Calciomercato』によると、アンチェロッティはバイエルンに補強について2つのことを要求した。まずはFWロベルト・レヴァンドフスキ、トーマス・ミュラー、DFダビド・アラバの3人は何があろうとも絶対に放出してはならないと要求。アンチェロッティもこの3名をチームの柱にしたいと考えているのだろう。レヴァンドフスキはレアル・マドリードへ の移籍も盛んに噂されたが、バイエルンがアンチェロッティと約束を交わしたのであればレアル移籍が実現するとは考えにくい。

もう1つの要求は、アンチェロッティが思う最高の選手を必ず獲得することだ。狙いはナポリFWゴンサロ・イグアイン、ユヴェントスDFレオナルド・ボヌッチの2人と見られている。レヴァンドフスキやミュラーの退団を避けるのは不可能ではないミッションだが、イグアインとボヌッチのダブル獲りはかなりハードルが高い。
先日イグアインはナポリのデ・ラウレンティス会長が自身にダイエットを求めたことを不快に感じていると報道され、少なくともナポリと契約を延長する意思がないと言われている。それでも同会長はイグアインの契約解除金は約1億ユーロと発言しており、用意するのは簡単なことではない。

世界を代表するセンターバックの1人に成長したボヌッチもユヴェントスに満足しているのは明らかで、さらに来季からマンチェスター・シティを率いるジョゼップ・グアルディオラが引き抜きを狙っているとも噂されている。まさかの新旧バイエルン指揮官でボヌッチを取り合う構図となるのか。

しかし、悪いニュースばかりではない。同メディアはMFマリオ・ゲッツェがアンチェロッティの計画に入っていないとも伝えており、以前から興味を示すユヴェントスが獲得するチャンスだと喜んでいる。ボヌッチの獲得交渉にゲッツェが絡んでくるケースもあり得るかもしれない。

果たしてバイエ ルンはアンチェロッティの要求を実現することができるのか。アンチェロッティは調和を大切にするバランサーとして有名で、クラブにとって扱いやすいタイプの指揮官と言われている。しかし、意外に面倒くさい要求をする人物なのかもしれない。

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