モウリーニョの下ではベンチ要員、ヒディンクの下ではヒーローに!? 指揮官が挙げたキーマンとは

指揮官が代わって思わぬ注目浴びる

指揮官が代われば選手の起用法も変わるのは当然のことだ。ジョゼ・モウリーニョの後を受けてチェルシーの指揮官に就任したフース・ヒディンクは、チームが抱える問題点を解消するためにジョン・オビ・ミケルをキーマンに挙げた。ミケルはモウリーニョ指揮下ではスタメンを張る選手ではなかったが、ヒディンクは3-0で快勝した3日のクリスタル・パレス戦でスタメン起用している。英『デイリー・メール』によると、ヒディンクはミケルのバランス能力が今のチームに必要な能力と捉えており、悪い状況を打開していくために必要なことについて語っている。

「チーム状況がよくない時、私はまずセーフティに試合を進めようとする。つまりは守備だ。守備面でハードワークしなくてはならない。才能のある選手であっても汚れ仕事をしないといけない。なぜならプレミアリーグは非常に厳しいリーグだからね」

「ミケルは前の試合でもよかった。私は彼がチームにバランスをもたらす理想的な選手だと思う。バランスを失ったチームは失点も増えてしまうが、ミケルはそれをカバーしてくれる。私は彼がバランスを取り戻すのに重要な選手だと捉えているよ。彼はプレイもクリーンで、読みが鋭い。彼のようにクリーンに守れる選手は美しいね。彼からの決定的なパスは望んでいないよ。それは他の選手がやればいいからね」
昨季のチェルシーはセスク・ファブレガスとネマニャ・マティッチのコンビでボランチを組むのが一般的だったが、今季は2人ともなかなか調子が上がらなかった。ミケルは単なる守備固め要員だったが、ヒディンクの下ではチームを蘇らせるキーマンとなっている。

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