なぜサッリは2人の“好調なMF”を外したのか ナポリ、マンCに敗れGS突破へピンチ 

イタリア屈指の戦術家サッリ photo/Getty Images

休息が必要な選手には休みを与える

17日にチャンピオンズリーグのグループステージ第3節が行われ、マンチェスター・シティとナポリが対戦した。

試合は、ホームのマンCが開始早々から主導権を握り、積極的に攻撃を仕掛ける。すると、9分にラヒーム・スターリングが、13分にガブリエウ・ジェズスが立て続けにゴールネットを揺らした。一方、劣勢に立たされたナポリも徐々に調子を取り戻し、37分にPKをゲットする。しかし、ドリース・メルテンスが痛恨の失敗。後半半ばに再び得たPKをアマドゥ・ディアワラが決め1点返したが、ナポリの反撃はここまで。マンCが2-1でナポリを退け、3連勝を飾った。

グループステージの半分を終えて1勝2敗と、決勝トーナメント進出へ向けて早くもピンチに立たされているナポリ。試合後、チームの指揮官を務めるマウリツィオ・サッリ監督が伊『MEDIASET PREMIUM』のインタビューに応じ、次のように語った。
「我々はプレスの仕方や距離感を間違えてしまった。そのせいで、相手にたくさんのスペースを与えてしまったよ。5分間に2失点してしまったことは、かなりの打撃だった。ただ、最初の25分間はひどかったが、その後は非常によくやっていたと思う」

さらに、試合後の公式会見ではマンC戦の起用法についても言及している。

「もしミリクが使える状況にあれば、メルテンスに代わって彼がプレイしていただろう。私はチャンピオンズリーグで手を抜くつもりはないが、休息が必要な選手には休みを与える。今夜、我々は2名の選手(アランとジョルジーニョ)を変更したが、もしこれで競争力を失った場合、問題だ。ただ、あなた方(記者の人たち)は同じ11人を使い続けても私を批判し続け、今日のように選手を代えたとしても批判するだろうね」

「(先発起用した)ジエリンスキとディアワラは、たくさんの試合でプレイしている。マンC戦でも、彼らが相手の守備を攻略できると思ったんだ。相手の嫌いな方法でプレイしたかったから、私は彼らにより多くのクオリティを求めたよ。マンCと我々はよく似ているし、(彼らを起用することで)より優れたパス回しをしたかった」

強豪クラブとの連戦の最中にいるナポリ、21日には、セリエAで2位につけている好調インテルとの直接対決を控えている。マンC戦では2人の好調なMF、アランとジョルジーニョを先発から外したサッリ監督だが、セリエAの天王山ではどのような起用法を披露するのだろうか。

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