混戦の南米予選を楽々突破 チッチ「ブラジル代表はW杯の優勝候補だ」

圧倒的な強さ見せるブラジル代表 photo/Getty Images

止められるチームは存在するか

アルゼンチン代表の逆転ワールドカップ出場決定の話題にかき消されたところもあるが、10日の最終節でチリ代表を3-0で一蹴したブラジル代表の存在を忘れてはならない。この敗戦でチリはワールドカップ出場権を逃すこととなったが、チリはコパ・アメリカ2015、2016と制覇している南米王者だ。そのチームをあっさり3-0で撃破してしまうほど今のブラジルは強い。

今回の2018ロシアワールドカップ・南米予選は大混戦と言われたが、それはブラジルより下の順位のチームに限った話だ。ブラジルは12勝5分1敗と安定した戦いを見せ、得点は最多の41、失点も最少の11だった。得点数は苦戦したアルゼンチン代表の倍以上となっており、ブラジルはほとんど南米予選の難しさを感じることなくワールドカップ出場を決めている。

『FourFourTwo』によると、代表監督のチッチもチームの強さに自信を持っており、本大会では優勝候補の一角になると語っている。
「ブラジルはワールドカップの優勝候補だ。レベル、パフォーマンス、結果、ブラジルは最高のチームの1つだ。フランスも非常に強い。前線トリオのムバッペ、グリーズマン、ラカゼットらを見るとね。それに王者ドイツもだ」

優秀なタレントを揃えるフランス、ドイツも優勝候補の一角だが、ブラジルも決して引けを取っていない。南米予選をあっさり通過してしまった今のブラジルを止められるチームは決して多くはないはずだ。

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