マンC、あの”奇跡のプレミア制覇”を振り返る クラブOB「数秒でリーグを制覇した」

プレミアを制覇したマンC photo/Getty Images

劇的な2011-12シーズン

プレミアリーグの歴史上最も興奮したシーズンの1つが2011-12シーズンではないだろうか。最終節を迎えた時点でマンチェスター・ユナイテッドとマンチェスター・シティが勝ち点86で並び、得失点差でマンCが首位に立っている状況だった。

マンCは最終節のQPR戦で問題なく勝利すればプレミア史上初優勝を達成することができたのだが、まさかの大苦戦。後半ロスタイムまで1-2とリードを許しており、最悪のシナリオが頭をよぎった。マンUはサンダーランドに1-0で勝利していたため、マンCが勝てなければ逆転優勝が決まる。

しかしそこからマンCはエディン・ジェコ、そしてセルヒオ・アグエロの奇跡のゴールで逆転し、劇的な形でリーグ優勝を決めた。あの場面を今でも覚えているサッカーファンは多いはずだ。
英『FourFourTwo』によると、当時マンUでアシスタントコーチを務めていたマイク・フィーランと、マンCに所属していたコロ・トゥレがあの試合を振り返っている。

マンUのコーチだったフィーランは「あれは私のキャリアでも最悪の瞬間だった。我々はサンダーランド相手によくやった。シティの方は同点だった。しかし、劇的な形で状況が変わった。我々はまだピッチにいたが、突然打ちのめされた。あれは最悪の感じだったし、何もできなかった。得失点差で敗れるなんて本当にきついよ」とコメント。

一方最高の瞬間を味わったコロ・トゥレは「僕たちのプレイはよくなかったし、ストレスを抱えていた。だけど一生懸命戦い、最終的には勝利した。あれは僕のキャリアで最高の瞬間の1つだよ。プレミアを制するのはいつだって特別だし、それもユナイテッドを倒したとなればアメイジングだ。数秒でリーグを制覇したんだ。あれを忘れることはないだろう」と振り返っている。

まさかあのような奇跡が起ころうとは……。あの試合に興奮しなかったサッカーファンは存在しないはずだ。

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