[UCL]ユヴェントス、老練なカウンター&アウべスのミラクルボレーでモナコを粉砕
格の違いを見せつけたユヴェントス
強烈なボレーシュートを突き刺したアウべス photo/Getty Images
現地時間9日にUEFAチャンピオンズリーグ準決勝の2ndレグが行われ、ユヴェントスが本拠地でモナコと対戦した。なお、モナコは試合前のウォーミングアップ中にディラルが負傷。代わってメンディが先発に名を連ねている。
試合序盤はモナコがボールを支配。自陣深くで守備ブロックを敷くユヴェントスを相手に、中盤のモウチーニョを中心に落ち着いてボールを回す。
一方のユヴェントスはいきなりアクシデントに見舞われる。ケディラがハムストリングを負傷し、10分にマルキージオとの交代を余儀なくされてしまう。しかし、困難な状況下でもチャンスを作れてしまうのがユヴェントス。24分にはイグアインのパスを受けたマンジュキッチが相手GKと1対1の局面を迎えたが、シュートはスバシッチのファインセーブに阻まれた。
そして33分、ユヴェントスが試合を動かすことに成功する。GKブッフォンの自陣ペナルティエリア内からのスローを起点にカウンターを仕掛けると、右サイドからアウべスが浮き球のクロスを上げる。クロスに反応したマンジュキッチが放ったヘディングシュートはGKスバシッチの好セーブに阻まれたものの、こぼれ球をマンジュキッチが蹴り込み、先制点を挙げた。
さらに44分、ユヴェントスがコーナーキックのチャンスを得ると、(コーナーキックからの)浮き球のボールをGKスバシッチがパンチング。このこぼれ球にアウべスが右足のダイレクトボレーで合わせ、シュートはゴール右隅に吸い込まれた。ユヴェントスが効率良く得点を挙げ、前半を終える。
後半に入ってからはユヴェントスが長短を織り交ぜたパスワークでモナコのプレスをいなす。モナコも前線からのチェイシングを強めて局面打開を図るが、ユヴェントスの素早い攻守の切り替えを前に、なかなかチャンスを作れない。
相手の堅固な守備に手を焼いていたモナコだが、一瞬の隙を突いて得点を挙げる。69分にモウチーニョが左サイドから敵陣ペナルティエリア内に侵入し、低い弾道のクロスを入れる。このクロスにムバッペが右足で反応し、ワンタッチシュートでゴールを陥れた。
しかし、その後はユヴェントスが巧みなパスワークで時計の針を進め、勝負あり。試合はこのまま終了。2戦合計スコア4-1でユヴェントスがモナコを上回り、決勝戦進出を決めた。
[メンバー]
ユヴェントス:ブッフォン、バルザッリ(→ベナティア 85)、ボヌッチ、キエッリーニ、サンドロ、ケディラ(→マルキージオ 10)、ピャニッチ、アウべス、ディバラ(→クアドラード 54)、マンジュキッチ、イグアイン
モナコ:スバシッチ、ラッジ、ジェメルソン、グリク、シディベ、モウチーニョ、バカヨコ(→ジェルマン 78)、シウバ(→ルマー 69)、メンディ(→ファビーニョ 54)、ムバッペ、ファルカオ
[スコア]
ユヴェントス 2-1 モナコ
[得点者]
ユヴェントス:マンジュキッチ(33)、アウべス(44)
モナコ:ムバッペ(69)