13カ月ぶりの再起戦へ 過去一のキレを見せた井上拓真 「返り咲きというより、黒星をつけたい」ベルトを賭けた無敗の”神童”那須川戦に自信 

兄・尚弥からアドバイスを受け那須川戦に臨む拓真 photo/Getty Images

公開練習に臨んだ

元WBA世界バンタム級王者・井上拓真が18日、那須川天心戦に向けた公開練習を所属ジムで行い、順調な仕上がりを感じさせるキレの良い動きを披露し、試合への意気込みを語った。

当時WBA同級王者だった拓真は現WBA同級王者・堤聖也と2024年10月に戦い王座陥落。今回の試合はそれ以来、約13カ月ぶりの再起戦で、今度はWBCの王座をかけて同団体同級1位の那須川と相見える。

公開された練習はシャドーとミット打ち。本人も「過去一」と語る通り、パンチとステップの速さは以前の拓真の姿から考えると、想像を超えるスピードと鋭さを感じさせた。父・真吾トレーナーも「今回はリミッターを外すことができた」と話すほどだ。

那須川の対策も万全だと明かす拓真。先週公開された那須川の練習姿も確認し、想定内と語る。相手のパンチ力については「当たりどころによってはダウンもあり得る」と指摘し警戒もしていることから、那須川独特のセンスや間合いで打つパンチにどう対処するかが見ものだ。

そして現在の拓真の試合へのモチベーションは「返り咲きというより、黒星をつけたい」と述べ、王者になることよりも、キックボクシングから続く公式戦無敗の神童との対戦を楽しみにしているという心の余裕すらも感じさせた。

そんな拓真の注目の試合は、11月24日にトヨタアリーナ東京で行われる。

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