ヤマルとカルバハルの言い合いから乱闘騒ぎ バルサとレアルの関係悪化でスペイン代表は大丈夫?「2010年〜2012年頃の代表と同じ状況に直面」

試合後に揉み合いとなった両チームの選手たち photo/Getty Images

2026W杯へスペイン代表内の関係悪化を不安視する声も

26日に行われたラ・リーガ第10節のバレアル・マドリードVSバルセロナの一戦は、試合後に両軍入り乱れての揉み合いになるなど激しい戦いとなった。

試合前にバルセロナFWラミン・ヤマルが「彼らは盗み、文句を言う」と煽るような発言したことが騒動の発端とされていて、試合後にはヤマルとレアルDFダニエル・カルバハルが何やら言い合いになっているシーンがあった。

スペイン『MARCA』によると、記者のロベルト・ゴメス氏はこれがスペイン代表に亀裂を入れてしまうのではと不安視している。カルバハルとヤマルは共にスペイン代表メンバーであり、代表でも両チームの選手がギスギスした関係になる可能性もゼロではない。

同記者は「私はラミンのジョークが非常に深刻な結果をもたらすのではないかと言っていたが、それは正しかった。スペイン代表が崩壊するかもしれない。我々は2010年〜2012年頃の代表と同じ状況に直面している」と警告する。

当時はレアルをジョゼ・モウリーニョ、バルセロナをジョゼップ・グアルディオラが指揮しており、クラシコのライバル関係は強烈だった。特にレアルのDFセルヒオ・ラモス、バルセロナのDFジェラール・ピケといった選手は敵意を剥き出しにしていたが、その一方で2人はスペイン代表でセンターバックコンビを組む関係でもあった。

当時のスペインは2010W杯、EURO2012制覇など黄金期を築いていたため、クラシコでのバトルが代表に悪影響を与えたとは言えない。そこは大人として割り切っていたのかもしれないが、今回も同じように上手くいくとは限らない。

レアルではDFディーン・ハイセンも代表メンバーであり、バルセロナではDFパウ・クバルシやMFペドリ、フェルミン・ロペス、FWフェラン・トーレスなど代表選手が多い。2026W杯へ一種の不安材料となるかもしれないが、代表とクラブで関係をきっちり分けられるだろうか。



記事一覧(新着順)

電子マガジン「ザ・ワールド」No.310 新生レアル徹底解剖

雑誌の詳細を見る

注目キーワード

CATEGORY:海外サッカー

注目タグ一覧

人気記事ランキング

LIFESTYLE

INFORMATION

記事アーカイブ