衝撃の結果に世界各国も反応
14日に行われた国際親善試合で日本はブラジルに3−2で勝利した。これまで1度も倒したことのなかった相手に勝利したことで、日本中で歓喜の声が上がった。
この結果はさまざまな国でも速報で報じられた。英『BBC』は「日本は後半に驚異的な逆転劇を演じ、東京で行われた国際親善試合でブラジルに史上初の勝利を収めた」と報道。フランスの『RMC sport』も「歴史的な勝利への驚異的な逆転で日本が親善試合でブラジルを下す」と見出しを打ち紹介。ポルトガル『A BOLA』は「東京でのスキャンダル 日本は0対2から3対2に逆転。ブラジルに初勝利を飾る」と記していた。
中国『捜狐』は「日本がブラジルを3-2で破った今、『キャプテン翼』の夢は徐々に実現しつつある。親善試合とはいえ、ブラジルに勝利したことは日本サッカー界にとって新たな飛躍の一歩だ。日本はワールドカップでドイツとスペインに勝利した後、再び親善試合でドイツと対戦しハンジ・フリックを破った。今回、ブラジルに逆転勝利したことで日本は今やトップチームと渡り合える実力を備えている。ハンジ・フリック、ルイス・エンリケ、そしてアンチェロッティを相手に連勝を飾った森保一監督は、現在アジア最高の監督だ」とワールドカップ、2年前のドイツとの親善試合に続き、再び強豪国を倒した森保監督の手腕を評価していた。
一方でスペイン『AS』は「ヴィニシウスの惨敗」とブラジルの敗北にスポットライトを当て「アンチェロッティの表情、そしてヴィニシウスの表情はこの結果を予想していなかったことを物語っており、直近3試合で2敗を喫したことで、過去の亡霊が再び蘇ったことを示している。ボリビアのエル・アルトで敗れ、今度は日本に敗れた」と報道。アルゼンチン『Ole』は「最初の親善試合では韓国に大勝したが、日本戦ではその幸運に恵まれなかった。2026年ワールドカップ開幕を数ヶ月後に控え、ブラジルは2つの強豪国と対戦するためアジア遠征に出た。しかし、後者相手に忘れられないほどの惨敗を喫した。自信に満ちた南米のチームは、ピッチを支配しようと攻勢に出た。最初は成功したものの、その勢いを維持することができなかった」と記していた。
過去13戦2分11敗の相手に初白星を挙げた日本。ブラジルがアジアのチームに最後に負けたのは1999年3月に行われた韓国との試合(0−1)以来となっており、日本としても2005年6月のコンフェデレーションズカップ(2−2)で引き分けて以降6試合対戦し、全てブラジルに敗れていた。そんな相手に勝利したことで、世界各国から反響が寄せられているようだ。