M・キーン、レテギに続いてアズーリに待望のセンターフォワード 20歳のエスポジトに覚醒の予感「信じられない才能を秘めている」

エストニア戦でゴールを決めたエスポジト photo/Getty Images

アズーリ&インテルで頼れるFWへ

10日に2026ワールドカップ欧州予選でエストニア代表と対戦し、3-1で勝利したイタリア代表。3大会ぶりのW杯へ負けられない中、ひとまず格下エストニアをきっちり撃破することが出来た。

頼もしいのは、センターフォワード不足と言われ続けてきたイタリアでFWが育ってきていることだ。今回のエストニア戦ではフィオレンティーナFWモイーズ・キーン、アル・カーディシーヤFWマテオ・レテギ、さらに途中出場からインテルFWフランチェスコ・ピオ・エスポジトがネットを揺らしていて、3ゴールともセンターフォワードの選手が決めたことになる。

昨季のセリエA得点ランク1位&2位だったレテギとキーンは計算できる戦力だったが、そこに20歳と若いエスポジトが出てきたのが大きい。インテルではラウタロ・マルティネス、マルクス・テュラムのバックアッパーではあるが、すでに今季セリエA初ゴールを記録するなどチャンスをきっちり活かしている。

今回のエストニア戦ではキーンが負傷交代することになり、伊『Calciomercato』は14日に控える重要なイスラエル戦ではエスポジトが先発に入る可能性が高いと見ている。

指揮官ジェンナーロ・ガットゥーゾもエスポジトのポテンシャルを高く評価していて、キーンの負傷後も追加選手を招集する考えはないと語っていた。

「キーンの状況を見極めてからだが、他の誰も招集しない。ここにいる選手たちを信頼している。エスポジトは若くて経験の浅い選手だが、MFのように守備にも走るし、信じられない才能を秘めている。技術、味方との連携でもミスがなく、得点力もある。彼について言わないといけないことは多くない。とても真面目だし、愛され者で冷静さを失うこともない。私はそう評価している。それでも努力を続けないといけない。努力によってのみ成長が見えてくる。規律、意欲、礼儀正しさ、敬意は彼が持つ基本的な資質だ。チャンスを与えるのは我々だが、準備を整えるのは彼自身だ」

インテルでもテュラムに負傷の影響があり、エスポジトの出番が増えると見られている。20歳の才能は飛躍の時を迎えており、2026W杯へのキーマンの1人となるかもしれない。



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