バイエルンで序列低下の韓国代表DFキム・ミンジェ 現地紙は「シーズン序盤の敗者」と指摘

バイエルンのキム・ミンジェ photo/Getty Images

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原因はライバルの加入と怪我

今シーズンのバイエルン・ミュンヘンは、序盤から圧倒的な強さを見せつけている。ここまで公式戦10試合で全勝、ブンデスリーガでも2位ボルシア・ドルトムントに勝ち点4ポイント差をつけて首位に立っていて、18日(現地時間)に予定されている同クラブとの直接対決で勝利を収めれば早くも独走態勢に入りそうな勢いだ。

しかしチームが絶好調である一方で、昨シーズンまで守備の要として活躍した韓国代表DFキム・ミンジェの影はすっかり薄くなってしまった。同選手は、今シーズンのブンデスリーガでの出場はわずか2試合、総出場時間も91分にとどまっている。

チーム内でのキムの序列が低下している最大の原因は、ヨナタン・ターの加入だろう。レヴァークーゼンで主将を務め、ドイツ代表でもディフェンスリーダーとして存在感を放っているターが入ったバイエルンの守備陣は安定感が飛躍的に増し、昨シーズン中に見られた不用意なパスミスや連係ミスによる失点がなくなった。
また、ターとコンビを組んでいるフランス代表DFダヨ・ウパメカノもここまで質の高いパフォーマンスを披露しているため、キムが割って入る余地はないというのが現状だ。

キム自身のコンディションも万全ではない。ふくらはぎを負傷した影響で9月26日(現地時間)のブンデスリーガ第5節ブレーメン戦を欠場したキムは、その4日後に行われたUEFAチャンピオンズリーグ(CL)リーグフェーズ第2節パフォス戦で足を打撲し肩の関節包も負傷。これらは幸いにも軽傷だったが、今のキムは体の至る所に痛みを抱えた状態で戦っていて、バイエルンのヴァンサン・コンパニ監督としてはキムを先発で起用するのが難しい状況となっている。

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