マンUの3バック批判にオーウェン氏が持論 「テン・ハーグが4バックを採用しているのを見たが……」

マンチェスター・ユナイテッドのアモリム監督 photo/Getty Images

ユナイテッドの問題の本質はどこに

オランダの名門アヤックスから引き抜いたエリック・テン・ハーグ前監督を成績不振で解任し、ポルトガルの強豪スポルティングCPからルベン・アモリム監督を招聘したマンチェスター・ユナイテッド。

スポルティングは過去にCLでマンチェスター・シティを破るなど、勢いのあるチームで、その指揮官であるアモリム監督の手腕には大きな注目が集まった。

しかし、就任から約1年が経過しようとしているが、未だユナイテッドの成績は上がってこない。昨季は15位という前代未聞の成績に終わり、今季も7試合を終了して10位と中位に沈んでいる。

そんなアモリム監督には彼が得意とする3バックに対する批判が寄せられてる。ただ、『Sky Sports』では元リヴァプールのマイケル・オーウェン氏がそういった批判は恥ずべき行為だと持論を展開した。

「ファギー(アレックス・ファーガソン氏)が去ってから、ユナイテッドは何度も監督を変えた」

「その後、彼らは矛先を選手に向けた。選手の獲得には何十億ドルも費やし、世界最高と呼ばれる選手たちを獲得したが、この10年間でユナイテッドは選手の墓場と呼ばれるようになった」

「次に選手を補強する人たちが問題となり、次は取締役会。ジム・ラトクリフ氏がやってきたことで、取締役会は大きく変わった」

「そして次の批判は3バックだ。私の記憶が間違っていなければ、1年ほど前にエリック・テン・ハーグが4バックを採用しているのを見たが、そのチームは私が見た中で、最もひどいチームの1つだった」

「私はアモリムが3バックに固執するのは正しいと思っていない。だが、今のユナイテッドのすべての問題が3バックにあるとは思わない。低迷の主な理由が3バックだというならそれは恥ずべきことだ。もし、4バックに変えてテン・ハーグ時代と同じひどいプレイをすれば、批判の声も同じように大きくなるだろう」

ピッチ内だけでなく、ピッチ外でも問題を抱えているユナイテッドがファーガソン体制のような輝きを取り戻すにはどれほどの時間が必要になるのだろうか。

記事一覧(新着順)

電子マガジン「ザ・ワールド」No.309 プレミア新4強時代

雑誌の詳細を見る

注目キーワード

CATEGORY:海外サッカー

注目タグ一覧

人気記事ランキング

LIFESTYLE

INFORMATION

記事アーカイブ