英紙がリヴァプールの新戦力採点 最高評価はエキティケ。1億ポンドコンビのイサク&ヴィルツは10点中6点の微妙な評価に
リヴァプールのエキティケ photo/Getty Images
代表ウィーク後の動きに注目
今夏の移籍市場ではフロリアン・ヴィルツらを獲得し、計4億5120万ポンドを費やしたリヴァプール。プレミアリーグの資金力を感じさせる動きであり、ライバルたちを置き去りにする夏だった。
そのかいもあってか、プレミアリーグでは5連勝スタート。CL、カラバオカップを合わせると、破竹の7連勝と素晴らしいスタートダッシュを切った。
しかし、プレミア第6節でクリスタル・パレスに敗れると、続くCLガラタサライ戦でも黒星。プレミア第7節チェルシー戦にも負けと、一気に3連敗を喫することとなった。
この3連敗でリヴァプールの課題が一気に浮かび上がっており、代表ウィーク明けの動きに注目が集まっている。
『Liverpool Echo』では新シーズンがスタートし、2カ月が経過したこのタイミングで、ヴィルツをはじめとする新戦力の採点を行っている。
最も高い評価を得たのが10点中8点、今夏7900万ポンドの移籍金でフランクフルトからやってきたFWウーゴ・エキティケ。早い段階での合流だったこともあり、すでに10試合で5ゴール1アシストを記録している。数字にも表れているように得点力があり、プレイの幅が広い選手だ。
次が10点中7点、GKギオルギ・ママルダシュヴィリとDFジョヴァンニ・レオーニ。後者に関しては手薄なCBの補強となったが、デビュー戦のサウサンプトン戦で負傷。前十字靭帯断裂の大ケガとなり、約1年間の離脱となった。
そして10点中6点の評価となったのが、FWアレクサンデル・イサク(←ニューカッスル、1億2500万ポンド)とMFヴィルツ(←レヴァークーゼン、1億1600万ポンド)、DFジェレミー・フリンポン(←レヴァークーゼン、2900万ポンド)の3人。
イサクとヴィルツは1億ポンドをこえる移籍金が支払われてやってきたが、2人合わせて1ゴールのみとかなり寂しい数字になっている。イサクは今夏ニューカッスルのプレシーズンに参加しておらず、コンディションが整っていないということもあるが、現状では期待に応えられていない。
そして、最低評価、10点中5点となったのは、4000万ポンドの移籍金が支払われボーンマスからやってきたミロシュ・ケルケズ。今季は全試合に出場しているが、攻守両面で中途半端なパフォーマンスに終始してしまっている。
得意の攻撃も左WGコーディ・ガクポとの連携がまだまだということもあり、存分に力を発揮することができていない。
現状の大当たりはエキティケのみとなっているリヴァプール。特にイサクとヴィルツは獲得にかけた金額が大きいだけに、今後もプレッシャーと戦っていくことになるだろう。