「夜明け前の奇跡」「この偉業の大きさを物語っていた」日本の猛攻に耐えたフランス 現地紙は苦戦するも勝利した自国代表を評価

勝利したフランス代表と敗れた日本代表 photo/Getty Images

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「見事なパフォーマンスを見せた」

現地時間8日に行われたU-20ワールドカップの決勝トーナメント1回戦でU-20日本代表はU-20フランス代表と対戦。試合は0−1で敗れ、ラウンド16で大会を去ることとなった。

今大会グループリーグにて3連勝、かつ無失点で決勝トーナメント進出を果たした日本。トーナメント1回戦の相手はグループEを3位抜けしたフランスとなった。日本は前半から相手のゴールを何度も脅かすも、なかなか得点が生まれず両者0−0のまま延長戦へ。117分にDF梅木怜のハンドでフランスにPKが与えられ、キッカーのリュカ・ミシャルが決めて失点。試合はそのまま終了し、0−1で敗れ2003年大会以来の準々決勝進出とはならなかった。

日本に幾度か決定機を作られるも耐え忍んだフランス。『RMC sports』は「夜明け前の奇跡 フランスがU-20ワールドカップ準々決勝進出」と見出しを打ち、「選手たちは、バーやポストに当たるなど、日本に大きなチャンスを与え、非常に苦しい時間を過ごした。フランスはボール支配率で上回っていましたが、グループ首位で勝ち上がった相手はより多くのシュート(24本、枠内シュート8本)を放った。しかしゴールキーパーのリサンドル・オルメタを攻略することはできなかった」と猛攻を耐え凌いだチームを評価。「苦戦しながらも、若きフランス代表はそれまで無敗で大会を通じて失点もなかったチームに対して見事なパフォーマンスを見せた。試合終了のホイッスルが鳴ったとき、敗れたチームの落胆ぶりはこの偉業の大きさを物語っていた」と伝えた。同様に『Lequipe』も「前半は相手に攻め込まれ、クロスバーやポストを直撃されるなど苦戦を強いられたが、フランスは日本を打ち負かした」と自国の準々決勝進出を喜んだ。
日本としては、またもラウンド16の壁を越えられず、グループを突破した直近の大会では5大会連続(2005年、07年、17年、19年)となるラウンド16での敗退となった。一方日本に勝利したフランスは準々決勝でノルウェーと対戦する。

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