「インドネシアがワールドカップに出場する可能性はわずか1%」サウジアラビアに惜しくも敗れたインドネシアに現地メディアはすでに諦めモード?

初戦で敗れ厳しい状況のインドネシア代表 photo/Getty images

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数字上は可能性があるが……

現地時間8日に行われたワールドカップ北中米大会の4次予選でインドネシア代表がサウジアラビア代表と対戦した。

サウジアラビアのジッダで開催された第1戦。11分にホームのサウジがハンドでPKを献上し、これをディクスが決めてインドネシアが最先良く先制する。しかしホームのサウジも猛攻を仕掛け16分に同点。32分にはペナルティエリアでのファウルでサウジにPKを献上。これをフェラス・アルブライカンが決めて逆転に成功する。サウジアラビアは62分にも追加点を挙げてリードするが、インドネシアも負けずと反撃。88分に再びPKを獲得し、またもディクスが決めて1点差に迫るも反撃はそこまで。2−3でサウジに敗れ、勝ち点0かつ中2日でイラク戦を迎えるという非常に厳しい状況となった。

インドネシア『CNN Indonesia』は今回の結果を受け、「インドネシアがワールドカップに出場する可能性はわずか1%」という見出しで、Xの『Footy Rankings』のポストの内容を引用した形で紹介。「サウジアラビアが勝利したことで、サウジアラビアが出場権獲得の可能性が最も高いチームとなった。予選突破率は70%で、イラクはまだ試合を行っていないものの29%となっている」と可能性が低いことを指摘。一方で大陸間プレイオフに繋がる5次予選への進出可能性は24%とし、「数学上ではインドネシアが2026年ワールドカップに出場する可能性はまだ残っているものの、その可能性は低くなっている。キャプテンのジェイ・イツェスとチームメイトたちは、出場権を得るためにいくつかの条件を満たす必要がある。次のイラクに圧勝し、その後イラクがサウジアラビアを驚かせれば、インドネシアのワールドカップ出場権獲得つながるだろう」と伝えた。
今回のアジア4次予選はホスト国にカタールとサウジアラビアが選ばれ、ホスト国が中6日、それ以外は中2日という日程が組まれ、さらにはアウェイサポーターの来場制限も設けられるあまりにもホスト国2カ国に有利な予選となっている。上記の通りインドネシアは次のイラク戦で敗れればワールドカップの夢は絶たれ、引き分けでもほぼ望みが無くなるだけに厳しい状況だ。他力本願でもあるが、インドネシアはここから逆転でワールドカップへの道を切り開けるのだろうか。

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