ミラン指揮官に復帰したアッレグリが植え付ける“低い位置からの守備” 堅守速攻を軸に目指すスクデット

ミランを指揮するアッレグリ photo/Getty Images

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チームは一気に安定した

開幕から5試合を戦い、4勝1敗。指揮官にマッシミリアーノ・アッレグリが復帰したミランは上々のスタートを切った。

昨季8位に終わったことを考えれば、今季のスタートは印象的だ。アッレグリは[3-5-2]をメインシステムとしていて、これがかなりフィットしている。チームに合うシステムを早い段階から見つけてくるあたり、さすがはアッレグリと言ったところか。

伊『Calciomercato』は、3バックをベースに守備を整備したことが大きいと取り上げる。
「フォンセカ前監督とは異なるバランス、チームコンセプトで戦っているのは紛れもない事実だ。4-2-3-1から3-5-2への変更といった単純なものだけでなく、最大のポイントはより深いブロックで守備をするようになったことだ。それはDFフィカヨ・トモリの発言からも分かってくる。トモリは『監督はDFだけでなく、チーム全体で守るよう要求している。開幕戦のクレモネーゼ戦では距離があり、守備が組織化されていなかった。そこから全員がハードワークして監督の指示に従い、コンパクトさを追求してきた』と語っているが、昨季大きな批判を浴びた守備陣の1人がこのような言葉を口にしたのは印象的だ」

強引に前からプレスをかけるわけではなく、低い守備ブロックをベースにボールを奪えば速攻へと繋げていく。ボールを持てる時には新戦力のルカ・モドリッチ、アドリエン・ラビオを中心に時間を作っており、アッレグリのチームは早い段階から機能している。

まだ開幕したばかりではあるが、このシステムが機能する限りは優勝争いに絡んでいくことも可能だろう。



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