フリンポンをウイング起用したスロットの“舐めプ”にルーニー「もしアモリムがやったら……」

2連敗を喫したリヴァプールのスロット監督 Photo/Getty Images

DFをウイングに、MFをサイドバックに

UEFAチャンピオンズリーグ・リーグフェーズのガラタサライ戦でよもやの敗北を喫したリヴァプール。シーズン開幕から連勝を続けていたリヴァプールだったが、プレミアリーグ第6節のクリスタル・パレス戦に続く敗北となり、公式戦2連敗となってしまった。

この試合、スロット監督はターンオーバーを実施し、FWモハメド・サラーの代わりにDFジェレミー・フリンポンを右ウイングで起用するという実験に出ている。しかし結果は出せず。元イングランド代表FWウェイン・ルーニー氏は『Wayne Rooney Show』にて、これはアルネ・スロット監督の失策だと語った。

「昨季、リヴァプールでアルネ・スロットが成し遂げたようなリーグ優勝をすると、自分が下した決断のいくつかが見過ごされてしまうことがある」

「たとえばミッドフィールダーをサイドバックで、右サイドバックを右ウイングで起用するという彼の決断は、もしマンチェスター・ユナイテッドのアモリムがやったら、完全に叩きのめされるだろうと思う」

フリンポンの代わりに右サイドバックに入ったのはMFのドミニク・ショボスライで、本来の役割でいえば逆だ。このような起用ができるのはスロットがある程度結果を残しているというエクスキューズがあるからで、首が危ういマンUのルベン・アモリムがやろうものなら確かにサポーターから袋叩きだろう。

「(ガラタサライ戦では)彼らは本当にひどかったと思う。私が心配しているのは、彼らが試合に負けていて、まだかなり時間が残っていたにもかかわらず、(監督が)攻撃的な選手全員をピッチに送り出して、『やってみて、解決しろ』と言っているように見えたことだ」

「リヴァプールは守備でボールを失い、崩れ、アリソンが負傷するなど、状況はさらに悪化する可能性もあった」

長いシーズンのなかで実験的な戦い方もときには必要だが、ややガラタサライを舐めすぎていたか。スロットは痛いしっぺ返しを喰らうことになってしまった。

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