左ウイング“4番手”とも目されたマルティネッリが存在価値を証明 ライバルが増えたことはむしろ好影響?

好調を示しているマルティネッリ Photo/Getty Images

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今夏の売却も噂された

UEFAチャンピオンズリーグ・リーグフェーズ第2節でアーセナルはオリンピアコスに2-0と勝利。2連勝とし順調なスタートを切った。

この試合で先制点を挙げたのはガブリエウ・マルティネッリだ。12分、ヴィクトル・ギェケレシュが重戦車のようなドリブルでDFに寄せられながらもシュート。これはGKに弾かれるが、すかさず詰めてタップインしたのがマルティネッリだ。

ここ5戦で3ゴール1アシストと、好調を見せるマルティネッリ。今夏はバイエルン・ミュンヘンが狙っているとの噂があり、売却も噂されていた。昨季からポジションを争っていたレアンドロ・トロサールに加えて、今夏に左サイドをこなせるノニ・マドゥエケとエベレチ・エゼが加入。第2節リーズ・ユナイテッド戦ではマルティネッリをさしおいてマドゥエケが左で先発したことや、待望されていたエゼの到着もあり、マルティネッリは左の4番手となってしまうのではないかと危惧する声もあった。
実際、夏の新選手加入によって最も影響を受けた選手の一人であることは間違いない。しかしマルティネッリは完璧な形でその変化に対応しており、毎試合先発する必要がなくなったことで突如として活気づいたと『Mirror』は伝えている。

CLアスレティック戦、プレミアのマンチェスター・シティ戦は途中出場からのゴールだった。先発の機会が減ったことで試合の途中から持ち前のスピードを活かすことができるようになり、それはむしろプレイに好影響を与えているのかもしれない。

マルティネッリが決めた試合は負けないという縁起の良い存在でもあり、今回のオリンピアコス戦もやはり負けなかった。今夏売却しなかったことは正解だったか。

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