デ・ブライネの存在がマクトミネイの良さを殺している!? 左サイド起用に疑問「悪影響を及ぼした」

昨季はゴールを量産したマクトミネイ Photo/Getty Images

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まだ1ゴール1アシストにとどまるマクトミネイ

先日、ミラン戦での交代時に悪態をついたことで話題になったナポリMFケビン・デ・ブライネ。この天才MFをどう使うかが今季アントニオ・コンテ監督に課せられた課題であり、プレイ面とメンタル面の両方で同選手をどうケアするかがポイントとなる。

話題となったメンタルの面はさておき、プレイ面でもデ・ブライネの加入はプラスばかりではないようだ。今季コンテ監督はデ・ブライネを含む優秀なMF陣を活かすため、あまり馴染みのない[4-1-4-1]を採用するようになっている。

しかし伊『SportMediaset』は、デ・ブライネを中央でプレイさせるため昨季大活躍したスコット・マクトミネイが左サイドに追いやられていることに疑問があるようだ。デ・ブライネは今季3ゴールを決めているが、そのうち2つはPKによるもので、アシストは未だ記録していない。
「3ゴールを決めたにもかかわらず、デ・ブライネはチームのプレイから最高のものを引き出したわけではない。実際アントニオ・コンテ監督は、例えばマクトミネイをピッチの左サイドに移動させ、ゴール前での有効性を制限するポジションにつけるなど、バランスを変えることを余儀なくされた」

また、ジャーナリストのエレオノーラ・トロッタ氏は『calciomercato』に次のように語っている。

「マンチェスターでのチャンピオンズリーグでデ・ブライネが称賛されてからすべてが変わった。問題がある。交代と論争、そして彼の影響力によるものだ。彼の出場は、昨年の優勝を決定づけたスコット・マクトミネイに悪影響を及ぼした」

昨季、中央でプレイしていたマクトミネイはリーグ戦で12ゴール4アシストを記録し、優勝に大きく貢献した。しかし今季は1ゴール1アシストにとどまり、昨季ほどの爆発はみられない。

デ・ブライネの加入はナポリをやや歪にしてしまった面があり、これをいかに修正していくかが今季のカギを握りそうだ。


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