マンUは新守護神を起用せず 相変わらずのバユンドゥル起用に「ナンセンス」「耐えられないなら契約するな」

ダービーマッチに挑むアモリム監督 Photo/Getty Images

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ラメンズ起用には慎重な様子

プレミアリーグ第4節で、早くもマンチェスター・シティとのダービーを迎えるマンチェスター・ユナイテッド。どちらも未だ1勝しか挙げておらず、好調とは言い難いが、このビッグマッチの出来は両チームの今季を占うようなものになるかもしれない。

しかしマンU指揮官ルベン・アモリムは、新加入選手の起用に慎重なようだ。マンチェスター・ダービーを控えた記者会見で同監督は、GKに新加入のセネ・ラメンズではなくアルタイ・バユンドゥルを起用し続けると明言した。

「アルタイは引き続き先発出場する。これは新しい大会であり、ラメンズにとって新しい環境だ。彼には適応する時間が必要だが、我々は安定した状態を維持したいと考えている。2人でナンバー1の座を争うことになる。次の試合に向けてアルタイは準備万端であり、我々は彼に全幅の信頼を寄せている」
これに対し、ベルギーで複数のクラブを指導した経験がある元オランダ代表ヨハン・ボスカンプ氏は、こんな考えはナンセンスだと一刀両断した。ベルギーメディア『HBVL』に語っている。

「トルコのゴールキーパーはまるで饅頭みたいにプレイしているから、私ならすぐに彼(ラメンズ)を起用するだろうね。ナンセンスだよ。マンチェスター・ユナイテッドの話なんだぞ」

「世界でもっともメディアの注目を集めるクラブの1つだ。相手が誰であろうと、常にプレッシャーがかかるんだ。どんな小さなミスも大きく取り上げられる。それがあのクラブに所属するということだ。それに耐えられないなら、契約すべきではない」

アモリムは加入間もない選手を守ったのかもしれないが、ボスカンプ氏はマンUというビッグクラブに所属した以上、甘い考えは捨てるべきだと考えているようだ。バユンドゥルは開幕戦以来、不安定さを見せ続けてきてしまっており、だからこそのラメンズ獲得でもあったはず。ライバルとのダービーマッチで自信を失うようなGKなら、初めからマンUにはふさわしくなかったということだろう。

この決定にはファンからも非難の声が飛んでいるようだが、アモリムの決断は吉と出るだろうか。

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