ポステコグルーの哲学とN・フォレストのスタイルは真逆だが…… 新指揮官となったポステコグルーは自分の哲学を変えるのか

トッテナムの指揮官に就任したポステコグルー photo/Getty Images

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N・フォレストは堅守速攻のスタイルで躍進してきた

先日ヌーノ・エスピリト・サントを電撃解任したノッティンガム・フォレストは、新指揮官に昨季限りでトッテナムを離れたアンジェ・ポステコグルーを招聘した。

この決断に驚いたサッカーファンは多いだろう。トッテナムやセルティックでポステコグルーが志向してきたサッカーと、ヌーノの下で堅守速攻スタイルを磨いてきたノッティンガム・フォレストでは戦い方がまるで異なるからだ。

昨季のプレミアリーグにてトッテナムは全体5番目となる平均54.8%のポゼッション率を記録していたが、一方でノッティンガム・フォレストは18番目となる40.7%だ。守備を固めたところからのカウンターがノッティンガム・フォレストの強みであり、それで昨季は一時トップ4入りを争うところまで順位を上げた。
英『sky Sport』は、ポステコグルーがどちらの道を選ぶか注目している。これまでノッティンガム・フォレストが続けてきたスタイルに合わせるのか、それとも後方から組み立てる自身の哲学をノッティンガム・フォレストに落とし込むのか。

同メディアは「ポステコグルーはノッティンガム・フォレストでいくつかの疑問に答えないといけない。1つの哲学しか持ち合わせていない監督なのか、それとも彼は完全に変わるのか。もし哲学を貫くなら、ノッティンガム・フォレストのゲームプランを守備重視から攻撃重視へと完全に変えられるのだろうか」と注目している。

ポステコグルーは昨季トッテナムでヨーロッパリーグを制覇しており、そこでは現実的な堅守速攻スタイルに切り替えて戦っていた。自身の哲学を曲げるしかなかったのだろうが、果たしてノッティンガム・フォレストではどの戦い方を選ぶのか。ポステコグルーにとっては大きなチャレンジだ。



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