サウジからの提示サラリー額に思わず笑いが出た? オランダの名門からサウジへ向かった若きDF「とんでもない金額だった」

アル・アハリでプレイするダムズ(左) photo/Getty Images

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お金だけが目的ではないとも

潤沢な資金力を武器に、毎回の移籍市場で欧州トップリーグから実力者を引き抜いているサウジアラビア勢。今年も多くの選手が欧州からサウジアラビアへ渡っているが、やはり魅力的なのが高額サラリーだ。

衝撃のサラリー額に笑いが出たと語るのは、今年1月にオランダの名門PSVからサウジアラビアのアル・アハリへと移籍した21歳のDFマッテオ・ダムズだ。

PSVも名門ではあるが、資金力では圧倒的な差がある。当初ダムズはPSVと契約延長交渉をしていたそうだが、アル・アハリからのオファーで考えが一気に変わったようだ。
「1月末のことだった。PSVとの契約延長交渉をしていた時、1本の電話が全てを変えた。最初は夏の移籍の話かとも思ったけど、即座の移籍を希望された。考える時間は1週間くらいしか与えられなかったかな。提示された金額を聞いた時、思わず笑ったよ。21歳にしては、というか、誰にとってもとんでもない金額だったんだ。でも収入の多くはベルギーの両親が管理しているから、おかげで純粋にサッカーに集中出来ているけどね」

「もちろん自分が大金を稼げることは分かっていたけど、本当に重要だったのはクラブと監督が僕を求めてくれたということ。お金を選んだとか、キャリアを台無しにしたとか言われるかもしれないけど、最後は自分の判断だからね」(『HLN』より)。

最近はアル・アハリからポルトガルの名門FCポルトへ向かったスペイン人MFガブリ・ベイガのように、サウジアラビアから欧州へ戻ってくるケースもある。若いうちにサウジアラビアで大金を稼ぎ、タイミングを見て欧州トップリーグへ戻るのも悪くないキャリアの選択肢だろう。

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