マンU、GK補強は「マスト」か 開幕戦でもミスから失点

ミスの多さが指摘されるオナナ Photo/Getty Images

ネビル氏も不安

プレミアリーグ開幕戦でアーセナルに0-1と敗れはしたが、マンチェスター・ユナイテッドはまずまずのパフォーマンスを見せたと評価されているようだ。特に攻撃面ではブライアン・エンベウモが走力を活かして何度もゴールに迫り、マテウス・クーニャも危険な存在となった。パトリック・ドルグのミドルシュートがポストを直撃するシーンもあり、少なくとも1点入っていてもおかしくはなかった。

攻撃面で早くも改善を見せつつあるマンU。しかし改善が必要なポジションはまだ存在し、GKは補強が「マスト」であると英『Daily Mail』は伝えている。

アーセナル戦ではアンドレ・オナナがピッチに現れず、ゴールマウスを守ったのはセカンドGKのアルタイ・バユンドゥルだった。13分の失点はコーナーキックからだったが、ウィリアム・サリバに体を寄せられたバユンドゥルはボールを弾ききれず、後逸してしまう。そこをリッカルド・カラフィオーリに詰められてしまった。

ではオナナが戻れば解決するのかといえば、そう言い切れないことはユナイテッドファンがご存じだろう。オナナは機敏なセービングを見せる一方で、大きなミスを犯してしまうことがあり、昨季のヨーロッパリーグ・リヨン戦でも痛恨のミスを犯している。

元マンUのガリー・ネビル氏は、自身のポッドキャストで次のように語っている。

「空中戦に強く、自陣6ヤードのボックスを支配し、あらゆる攻撃に出ることができて、ディフェンダーがミスしたときに何度もセーブを見せてポイントを獲得してくれる、そんな圧倒的なナンバー1の選手がいないと本当に不安になる。PSRがどうなっているかわからないが、向こう1〜2週間で魔法のようにもう少しお金を捻出するか、ローンでなんとかしなければならないかもしれない」

今夏、噂に上がったのはアストン・ヴィラのエミリアーノ・マルティネス、そしてパリ・サンジェルマンのジャンルイジ・ドンナルンマだ。どちらの話も現在具体的な動きはないようだが、ネビル氏は彼らのようなGKがマンUには必要だとも語っている。

「彼らは極度のプレッシャーの中でプレイし、ゴールキーパーとして傲慢さと支配力をもって試合に臨んだ。マンチェスター・ユナイテッドにはそれが必要だ」

移籍市場はまだ開いているが、マンUのGK陣にはなんらかの刷新がみられるのだろうか。

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