バルセロナは“スウェーデンのメッシ”とも呼ばれる若き逸材をどう育てる トップとBチームを行き来するのは危険との見方も

コペンハーゲンで活躍してきたバルドグジ photo/Getty Images

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いきなりスタメンに入るのは困難

14日、バルセロナはコペンハーゲンからU-21スウェーデン代表FWルーニー・バルドグジ(19)の獲得を発表した。

2024-25シーズンは怪我でシーズンの大半を欠場することになったが、バルドグジは2023-24シーズンにデンマーク国内リーグで7ゴールを記録するなど、確かな結果を残してきた。

さらにそのシーズンにはチャンピオンズリーグでマンチェスター・ユナイテッドからもゴールを奪っていて、その才能からバルドグジには『スウェーデンのメッシ』なんて声もある。
問題はバルセロナがどうバルドグジを育てるかだ。バルドグジは右サイドからの仕掛けを得意とするアタッカーだが、そこにはラミン・ヤマルがいる。

情報サイト『Transfermarkt』もバルドグジがトップチームですぐに出番を確保する可能性は低いと見ていて、これは将来を見据えての補強だ。バルセロナの育成が重要となるが、同サイトのデンマークリーグを得意とするジユ・ジ氏はバルセロナのBチームでプレイをすることはバルドグジのためにならないと警告する。

「すぐにレギュラーになれるかと言われると、答えはNoだ。昨年5月に膝に大怪我を負ったことも関係がある。トップレベルのプレイに適応するには、より規模の小さいリーグで継続的に試合に出場しておくべきだ。一部報道ではバルサのトップチームとBチームを行き来することになるとの話もあるが、それは彼のキャリアにとって良いことにならないと思う。彼にとって良いレベルとは思えないからね」

特別な才能と言われている選手がビッグクラブで躓くケースはよくあることだが、バルセロナ側にバルドグジをトップへ導く明確なプランはあるのか。スウェーデンにとっては、『スウェーデンのメッシ』とまで呼ばれる特別な才能だ。誰もがバルセロナでの成長に期待をかけているはずだが、バルセロナはバルドグジをどう育てるのか。


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