リヴァプールはヴィルツをどこで使うのか? クロップも疑問「どのポジションかはわからない」

レヴァークーゼンで圧倒的な攻撃力を見せていたヴィルツ Photo/Getty Images

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起用ポジションが気になる

総額1億1600万ポンドといわれる超高額な移籍金で、今夏レヴァークーゼンからプレミア王者リヴァプールにやってきたドイツ代表MFフロリアン・ヴィルツ。現在世界屈指の攻撃的MFと言ってよい存在で、リヴァプールの攻撃力は間違いなく増すことになるだろう。

しかし、気になるのはどのポジションで起用するのかだ。プレシーズンのプレストン戦では、ヴィルツの出場はなかった。元指揮官であるユルゲン・クロップ氏は『RTL/NTV』に出演した際にヴィルツについてコメントしているが、「彼らは並外れた才能をもつ選手を契約した。活躍を見るのが楽しみだ」としながらも「アルネ(・スロット)がどのポジションを期待しているのかはわからない」と語った。

レヴァークーゼンでは[3-4-2-1]のシャドーの位置で起用されることが多かったヴィルツ。しかしリヴァプールは4バックを基本とするため、シャドーのポジションはない。
おそらく[4-2-3-1]であればトップ下が基本となるのだろうが、その場合はドミニク・ショボスライが割を食うことになるかもしれない。また、ドイツ代表では左ウイングでの起用もあり、昨年のEUROではこの位置から得点も奪っている。この場合、コーディ・ガクポやルイス・ディアスがライバルとなる。ディアスには移籍の噂もあるため、その場合はここに収まるのかもしれない。

また『Daily Mail』は偽9番としての起用もありそうだと伝えている。昨季は本職のCFではないディアスがこの位置で起用され効果的だった。トップが相手のDFを引き付けてスペースを作り、そこをモハメド・サラーが突くというのはリヴァプールの得点パターンのひとつだ。

[4-3-3]の形であればもう少し深いエリアでプレイすることも考えられるが、ヴィルツの攻撃力はできるだけ活かしたいところだろう。

レヴァークーゼンではゴール、アシストともに2季連続でリーグ2桁に乗せていたヴィルツ。その攻撃力を最大限に発揮できるポジションをリヴァプールで見出すことができるだろうか。

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