アーセナルの神童ヌワネリには様々なポジションを経験させるべき 「もし2つ、3つのポジションをこなせれば強みがさらに増す」

アーセナルで頭角を現したヌワネリ Photo/Getty Images

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U-21代表では左のMFで出場

契約延長が間近といわれるアーセナルMFイーサン・ヌワネリ。下部組織出身のヌワネリは昨季頭角を現し、負傷したエースのブカヨ・サカの穴を埋めるような形で右のウイングとして出場を重ね、公式戦9ゴール2アシストと18歳とは思えない活躍を披露した。

契約が無事まとまりそうなのはアーセナルにとって朗報だが、これからアーセナルはヌワネリをどう使っていくべきなのだろうか。サカのバックアッパーとしてイングランド代表FWノニ・マドゥエケの獲得がまもなくとされており、ポジション争いは昨季よりも熾烈となる。

そんななか、ヌワネリは新たな顔を見せている。先日行われたU-21イングランド代表とU-21スロベニア代表の試合では、[4-2-2-2]の左MFとしてプレイ。ヌワネリを左で使うのは、アーセナルでは見られない形だ。
試合はスコアレスに終わったが、ニューカッスルのティノ・リヴラメントとのコンビネーションで印象的なチャンスメイクも行ったヌワネリ。リー・カーズリー監督は、ヌワネリの左サイド起用になにを求めているのかという問いに次のように答えている。

「ポケットでボールを受けながら、チームに幅を与えるバランスだ。彼は本当にそれをうまくやってくれた。彼が右サイドでとても効果的にプレイできることは誰もが知っている。もし彼が2つ、3つのポジションをこなすことができれば、彼の強みはさらに増すだろう」

右ウイングとしてはサカとマドゥエケ、攻撃的MFとしてはマルティン・ウーデゴーとポジションを争っていくことになるヌワネリ。ポジション争いは熾烈であり、プレイの幅を広げることはヌワネリの成長にも大きく寄与するだろう。アーセナルでもポジションを右に固定せず、柔軟に使っていくべきなのかもしれない。

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