2026W杯優勝へイングランド代表はパルマーを攻撃の中心とすべきだ CWCで見せた勝負強さと、気になるベリンガムらとの連携

チェルシーの攻撃をリードするパルマー photo/Getty Images

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パルマーのトップ下起用がベストか

クラブワールドカップ2025の決勝でパリ・サンジェルマンを3-0で撃破し、32チーム制に拡大されたクラブワールドカップの初代王者となったチェルシー。その立役者は、決勝で2ゴール1アシストを記録したMFコール・パルマーだ。

チャンピオンズリーグ王者であるPSGの守備陣を振り回したパルマーのパフォーマンスは圧巻であり、英『inews』はこの活躍ぶりからイングランド代表もパルマーを中心にチームを構築すべきと主張している。

トーマス・トゥヘルを指揮官に迎えたイングランド代表では、ハリー・ケインが攻撃の要だ。センターフォワードはケインのまま変わらないだろうが、2列目に関しては様々な意見がある。
ガレス・サウスゲイト体制で戦っていた昨年のEURO2024では、ジュード・ベリンガムとフィル・フォーデンのどちらを2列目の中心に据えるべきかといった意見があり、パルマーはまだベンチメンバーの1人という立ち位置だった。しかしCWCでのパフォーマンスを見れば、パルマーをベンチに置いておくのはもったいない。

フォーデンは代表での成績が振るわないこともあり、このレースからは脱落かもしれない。ベリンガムは昨夏のEURO2024でも特別な力を発揮していたが、それでもPSG相手のパルマーのパフォーマンスは圧倒的だった。同メディアはパルマーのトップ下起用こそベストとの考えだ。

「PSG戦でのパフォーマンスだけで考えても、代表の主力争いでベリンガムとフォーデンを圧倒するのに十分だ。パルマーは名目上右ウイングでスタートしていたが、PSG戦で決めた2ゴールはピッチ中央から生まれたものだ。右サイドバックのグストが高い位置を取ることで、パルマーがハーフスペースで自由にボールを持つことが出来たのだ。チェルシーのマレスカはパルマーを中心にチームを作り、その成果は誰の目にも明らか。トゥヘルも同様のことをするかもしれない」

「パルマーを攻撃の中心に据えたとしても、それは何もベリンガムの放出を意味するものではない。トゥヘル体制では、ベリンガムが中盤の深い位置でプレイしたゲームもあった。ワールドカップへトゥヘルには考えるべきことがたくさんある。しかしその優先事項として、パルマーを目立たせることが挙げられるはずだ」

ベリンガムのベストポジションかは分からないが、ベリンガムの場合はボランチにも入れる。同メディアはベリンガムをボランチ、パルマーをトップ下とし、両者が今後の2026ワールドカップ欧州予選で好連携を見せてくれればと期待をかけている。

ベリンガムもトップ下の位置からゴールに絡める選手だけに悩ましいが、パルマーの才能を活かさない手はない。ボランチにデクラン・ライスとベリンガム、トップ下にパルマー、右ウイングにはブカヨ・サカの並びがベストと言えるか。



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