ノッティンガム・フォレストがEL出場へ UEFAがマルチクラブ所有規定でパレスを降格処分

昨季FAカップを制したパレス Photo/Getty Images

急転直下の決定にパレスが猛反発

2025-26シーズンのUEFAヨーロッパリーグ出場クラブに異変が起きた。『BBC』によると、UEFAはクリスタル・パレスを大会から除外し、代わりにノッティンガム・フォレストの出場を決定したという。パレスはUEFAヨーロッパカンファレンスリーグに「降格」となり、関係者が強く反発している。

問題となっているのは、UEFAが定める「マルチクラブ所有」に関する規則である。パレスのオーナーグループが同大会に出場する別クラブとの関連を持っていると判断され、利益相反を回避するための措置として、ヨーロッパリーグ出場権を剥奪されたとされる。

この決定により、FAカップ優勝クラブとして本来ヨーロッパリーグ出場権を得ていたパレスは、カンファレンスリーグ出場へと格下げされる。一方、ノッティンガム・フォレストが繰り上がりでヨーロッパリーグへの出場権を獲得する見通しとなった。

パレス側はこの決定に激しく抗議しており、『Sky Sports』によると、オーナーや幹部陣が緊急会議を開くためニューヨークに集結。UEFAへの公式抗議と決定の撤回を求める方針で、上訴手続きを準備しているという。

UEFA側も今回の裁定について「現時点の決定であり、上訴の可能性もある」としており、今後の展開次第では出場クラブが再び変更される可能性も残されている。なお、正式な裁定が下るのは数週間後になる見通しだ。

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