イタリア代表スパレッティ監督が電撃解任 「代表監督を解任されると言われた。本当に残念だ」と会見で本人の口から明かされる

2023年9月からイタリア代表を率いてきたスパレッティ監督 photo/Getty Images

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FIGCが速断

イタリアサッカー連盟(FIGC)が同国代表のルチアーノ・スパレッティ監督を解任した。

W杯優勝4回を誇る常連国ながら、3大会ぶりの出場を目指すイタリア代表は、6日に行ったW杯欧州予選初戦でノルウェー代表に0-3で完敗し、いきなり暗雲垂れ込めた状況となった。

というのもノルウェーは既に3試合を消化し、3戦全勝。世界最高峰のストライカー、アーリング・ハーランドを擁し、他にも攻撃陣にタレントを揃え、好調を維持している。イタリアはまだ1試合を終えたところだが、欧州予選は各組首位チームが自動的にW杯出場権を得るため、このライバルの状況から考えても、そこを目指し挽回するのは決して簡単なことではない。
ちなみにイタリアは前回、前々回とも予選2位でプレイオフに回り、あと一歩のところで出場を逃している。その苦い経験からなんとしても一位通過したいところだろう。これはFIGCが速断した一因かもしれない。

そして今回、同監督解任の事実が明らかとなったのは、9日に行われるモルドバ戦の前日会見に姿を見せたスパレッティ本人の口からだった。「昨夜、グラヴィーナ会長と話し合い、代表監督を解任されると言われた。本当に残念だ。辞任するつもりはなかった。特に状況が悪化している今こそ、力が試される時であり、続投したかったからだ」と語った。

果たして後任には誰が指名されるのか。現状では、今季不調のローマを見事に立て直したクラウディオ・ラニエリ氏を推す声が挙がっているがいかに。


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