「豪州サッカー史に永遠に刻まれる瞬間を演出」「ワールドカップ出場権をほぼ確実に」長らく勝てなかった日本に勝利で豪州メディアは歓喜

歓喜に湧くオーストラリアの選手たち photo/Getty Images

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16年ぶりの勝利

2026年ワールドカップ北中米大会アジア最終予選の第9節が5日に行われ、グループC首位の日本はアウェイでオーストラリアと対戦。試合は0−1でオーストラリアが勝利した。

3月のメンバーから大幅に選手を入れ替えてこのオーストラリア戦に挑んだ森保ジャパン。序盤から日本ペースで決定機を作るもなかなか得点まで結びつかず、試合終盤にMFアジズ・ベヒッチに得点を決められ、最終予選初黒星を喫した。

日本にとっては悔しい結果となったが、勝利したオーストラリアは歓喜に溢れていた。地元メディア『Fox Sports』は「90分に起きた「奇跡」の劇的なゴールでオーストラリア代表がワールドカップ出場をほぼ確定させる」と題し、「トニー・ポポヴィッチ監督率いるオーストラリア代表はライリー・マクグリーの鋭いドリブル突破から生まれたゴールで日本に1-0で勝利した。ベテランのアジズ・ベヒッチが華麗なシュートでゴール上隅に突き刺し、オーストラリアサッカー史に永遠に刻まれる瞬間を演出した」と劇的ゴールで勝利したことを報じている。
また『The Sydney Morning Herald』は「アジズ・ベヒッチが13年ぶりの代表戦でのゴールを決め、オーストラリア代表の2026年ワールドカップ出場をほぼ確実にさせた。オーストラリア代表はサムライブルーに完敗し、概ね満足のいくパフォーマンスとは言えずスコアレスドローに終わるかと思われたが、試合終了間際にすべてが変わり、メルボルン・シティをキャプテンとしてAリーグ優勝に導いたベヒッチが、キャリア最高の1週間を、オーストラリア代表として最高の瞬間の一つで締めくくった」と勝利と共に決勝ゴールを決めたべヒッチを称えた。

16年ぶりに日本に勝利したオーストラリア。この勝利で勝ち点を16に積み上げ、その後に行われたバーレーンとサウジアラビアの試合は2−0でサウジが勝利したことで、3位サウジとの勝ち点差は3のまま。次節直接対決となるが、オーストラリアはサウジアラビアを得失点差で大きく上回っており、大敗しなければ本大会出場が確定する。オーストラリアとサウジアラビアの試合は日本時間11日の午前3時15分にキックオフされる。

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