元プレミアリーグ主審デイビッド・クートが異例の転身 英国内で多数の目撃情報が相次ぐ

審判時代のクート氏 Photo/Getty Images

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転落の代償

プレミアリーグで長年笛を吹いていた元主審、デイビッド・クート氏が、現在は宅配業者として働いている姿が目撃された。イングランド中部ノッティンガムシャーにある一般家庭のインターホンカメラが、配達中の同氏を捉えている。『Daily Mail』が伝えている。

クート氏は2024年12月、リヴァプールとユルゲン・クロップ前監督を侮辱する映像が流出し、さらにコカイン使用の映像も確認されたことで、プレミアリーグから解雇されていた。その後「愛するフットボール界に迷惑をかけた」と深い後悔の意を表していた。

今回の動画は2025年5月24日に撮影されたもので、配達された家庭の住人は『SWNS』に対して「夫はリヴァプールファンで、クートの発言は家では許されないものだった」と語る。さらに「車のパーツを注文していた夫が玄関を見て、『まさかあのクートが配達してるのか?』と驚いていた」と証言している。
クート氏は現在、地元ニューアーク・オン・トレントに住んでおり、目撃者によれば「町でよく見かける」とのこと。同氏が所属する宅配会社『Evri』は「配達員はすべて自営業者であり、個別の状況にはコメントできない」としている。

一連の報道を受け、クート氏は『The Sun』を通じて「ただ正直に生計を立てようとしているだけだ」とコメント。かつてトップリーグの舞台で裁定を下していた男の“第二の人生”が、静かに始まっている。

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