2部入れ替え戦の間にPSGとのカップ戦決勝 伊東、中村、関根所属のS・ランスが迎える特殊すぎる1週間

スタッド・ランスは16位に沈む photo/Getty Images

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降格回避の戦いと、トロフィーを目指す戦いと

リーグ・アン最終節でリールに敗れてしまったスタッド・ランスは、18チーム中16位でレギュラーシーズンを終了。この結果、2部で3位のFCメスとの昇降格プレイオフへ回ることになった。

このプレイオフはホーム&アウェイ方式で行われ、まずは21日にメスのホームで1stレグが行われる。その1週間後にスタッド・ランスの本拠地での2ndレグとなるが、スタッド・ランスはその間にもう1試合戦わなければならない。

24日にパリ・サンジェルマンとのクープ・ドゥ・フランス決勝が残っているのだ。2部との入れ替え戦を戦うチームが国内カップ戦で決勝に残っているのも珍しいシナリオではあるが、スタッド・ランスはこの1週間で降格を避ける戦いとトロフィーを懸けての全く異なるジャンルのゲームを戦うことになる。
仏『L’Equipe』によると、チームの守護神を務めるイェヴァン・ディウフも複雑な思いがあると語っている。

「(PSGとの決勝は)集中するのは難しいだろうね。残留を確保するまでは考えていなかったことだ。プレイしたくないとまでは言わないけど、少し苦い思いは残る」

PSG相手に大金星を挙げてカップ戦を制する可能性もあるが、その数日後にプレイオフ2ndレグが控えていることを考えれば、仮にPSGを撃破しても喜びづらいだろう。

メンタルを作っていくのが難しい1週間となりそうだが、スタッド・ランスは2つの成功を収められるだろうか。所属する伊東純也、中村敬斗、関根大輝にとっても勝負の1週間だ。

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